性別適合手術を受けるまでの道のり〜タイ渡航&手術編〜

 

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性別適合手術を受けるまでの道のり〜タイ渡航&手術編〜

2018.06.29
 
 


皆さんこんにちは〜!!
 
前回の「性別適合手術を受けるまでの道のり」に続いて、僕がタイに渡航する所からのお話をしていきたいと思います。
 

 

いざ、タイへ!


僕はタイへ渡航するまで、一度も日本を出たことがない海外渡航初心者

だからまず準備として、パスポートを取るところから始まりました。
心配だったため、飛行機は少し金額は高くても乗り継ぎ無しで行ける便を選択。

僕が住んでいる県から、タイまで約5時間
その5時間の間、僕は緊張で眠れるわけもなく、むしろ目がギラギラ血走っているんじゃないかというほどの状態でした。
 
そんなこんなで、ようやくタイについた頃にはすっかり疲れてしまっていました。

しかし休むことはできません。次のミッションはアテンドの待つ場所まで辿り着くこと。いや〜今思い返して見ると、方向音痴な僕がよく一人で行こうと決めたなと思います……。
 
 

タイに到着後アテンドと初顔合わせ

 
タイのスワンナプーム国際空港に到着したら税関を通って荷物を受け取り、出口を目指します。

……この手順で頭の中はいっぱいでしたが、これがすんなり行かないのです。何をするにも人が多く時間がかかり、その間も僕の心は緊張しっぱなしで精神的にもクタクタでした。
 
やっとのこと出口をくぐり、見た光景は田舎暮らしの僕にとってかなり新鮮なもので、見渡す限りの外国人ニューハーフの方であろう店員さんが、各所で当たり前に働いているのを見て、色んな意味で別世界にいるんだなと実感した瞬間でした。
 
目の回る忙しさで僕が今置かれている状況に対応するのことに必死でしたが、ミッションであるアテンドの方とは案外すんなりと会うことができました。
 
その方は日本人で、僕と同じように性別適合手術を受けて性別変更した当事者。物腰も柔らかく、緊張している僕に「もうここまでくれば大丈夫ですからね」と声をかけてくれて安心することができました。
 

タイで性別適合手術を受けると決めてから約5ヶ月
そのためにお金を貯め始めた期間も入れると2年弱、僕はこの日が来るのを待っていました。
 
誰から勧められたわけでなく、全て僕が決断し進んできたこと


性別適合手術を受けるためにタイまで来て、緊張と興奮が入り混じった状態で僕は病院に向かいました。
 
道中、僕の緊張をほぐそうと、アテンドは話しかけてくれていましたが何の話をしたかは一切覚えていません。そして、いよいよ病院に到着しました。
 

 

病院内の様子



僕が手術をするために選んだ病院は「ガモンホスピタル」
 
 
ガモンホスピタルは美容整形や性別適合手術などに特化した病院で、これまで多くの性別違和の方の手術が行われているタイ屈指の病院です。
 
僕がガモンホスピタルを選んだ理由は、性別適合手術を行っている数の多さと、その技術の高さに評判があったから。

事前にアテンドから、術式によってはほとんど目立たないくらいの傷跡にできる技術のある先生が在籍していると聞いて、僕はどうせ傷が入るならば出来るだけ綺麗な仕上がりの方がいいと思ったのでガモンホスピタルに決めました。
 

そして、病院に到着し僕が見た第一印象は、病院っぽくないそこは1階がガラス張りのエントランスで、綺麗目なホテルのようでした。
 
到着後僕がまず連れて行かれたのは3階にある受付。そこには、同じように性別適合手術を受けるために渡航してきている日本人が多く居てビックリ!日本にいるような不思議な感覚に陥りました。
 


僕の手術予定日は明日。宿泊する場所は病院内の上階部分で、これまた病院とは思えないような広くて綺麗な個室部屋でした。
 
トイレもシャワー室も付いている何不自由ない部屋でやっと安心して体を伸ばすことができて、この日はぐっすり眠ることができました。


 

いよいよ手術


アテンドから、「手術開始時間はだいたい16時くらいだと思います」と伝えられ、その前に先生と会って問診や体重、血圧の測定を行いました。このときも僕は緊張しすぎて心拍がバクバク。血圧が高すぎるという結果に。何度か測り直してようやく血圧も合格。
 
後は部屋で待機するのみ。
呼ばれるまでの間部屋の中をソワソワ、ソワソワ動き回り、家族や友人に連絡を入れたり時間潰しに内容なんて全く入ってこないDVDを見たり。
 
待ち疲れた頃にようやくアテンドが部屋に呼びに来て、浣腸を済ませてからいよいよ手術室へ移動です。

 

僕が受けた手術


・乳腺摘出(U字)
・乳頭縮小
・子宮卵巣摘出(開腹)
 
手術台に寝かされ、全身麻酔をかけられます。
この間もアテンドは常に横にいて状況を説明してくれていたので、不安はありませんでした。
 
そして約5時間後、僕は目を覚ますのですが「寒い、痛い」で目覚めは最悪。声もうまく出せないし、体には色んな管が付けられていて自由には動かせない状況でした。


 

術後のケアと過ごし方


手術から一夜明けても痛みは続き、痛み止めの薬は飲んでいましたが、あまり効いている感じはありませんでした。
 
何時間かおきにスタッフが傷口の消毒、着替えをさせてくれるのですが、これもまた辛かった。体を動かすと、至る所が痛いんです。


手術から6日後あたりで体に付いている管が外され多少楽にはなったものの、手術前と同じようにはいきません。まずはゆっくり廊下を往復したりして、体を慣らす歩行訓練から始めます。寝たきりの状態はほんの数日間でしたが、思っている以上に体力・筋力は低下するんですよね。
 
ただ、この頃になると痛みはほとんど感じることなく、ゆっくりではあるけれど部屋の中を自由に動き回ることができました。
 

経過が良好であれば、「どこか観光もできますよ」とアテンドから言われていましたが、僕は部屋で過ごすことを選択しました。DVDを見たり、本を読んだり毎日これと言って何をするでもない時間を過ごし“THE・安静”を徹底したのです。
 
そんな日々を10日間過ごし、あっという間に帰国する日になり、抜糸や傷口の最終チェックを済ませて退院です。手術が無事に終わり、傷口の経過も良好な状態で日本に帰れることが僕はとても嬉しかったです。
 


これから手術を考えている方もいらっしゃると思いますが、アテンドと病院選びは慎重に行なってくださいね!

僕の場合は、何の後悔もなく終えることができましたが、中にはそうでない方もいらっしゃるようなので事前に確認したり、不安な点は全て解消してから実行に移すべしですよ〜!


 

WRITERこの記事の投稿者

ヤマダイ

30代の地方在住者。20代後半から治療を始めて、現在は男性に戸籍変更済み。
今まで埋没して生活していたけど、自分にも何か発信することがあるんじゃないかなんて思い立ち、経験を元に、記事作成をしています!
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