DAY3:カナダトロントプライドパレードレポート①
2018.07.09
こんにちわ。さなです。
先日カナダ・トロントで行われたプライドパレードに参加してきました!
プライドパレードって?
毎年6月はプライド月間なので、レストランやショッピングモール、銀行などが店頭に虹マークを掲げていて、とてもカラフルです。月の初旬から毎日LGBT関連のイベント、コンサート、シンポジウムなどが行われ、まさに街全体がレインボーカラー!
その中でもメインイベントは最終日に行われるプライドパレード!LGBT関連団体をはじめとした様々なチームが、個性的なパフォーマンスをしながら街をねり歩きます。
どんな団体が参加してるの??
参加団体にはLGBT当事者だけでなく家族のグループ、友人や仕事仲間等、本当に多岐に渡っています。
①地域グループ
アジア、中米、ヨーロッパなど各出身地の団体が出ていました。ネイティブインディアンのグループもあり。各民族衣装が華やか!

派手派手ラテングループ

タイグループより昨年トランスジェンダーコンテストで優勝したリンラダ・スラパンさん
②職場グループ
地域の学校の教員チームと子供たちも普通にパレードに参加しているのが印象的でした。医者&看護師チームや法律事務所団体、政治団体等です。カナダのトルドー首相も参加していました。お固いのかと思いきや、みんなとってもフレンドリー。軍隊の戦車や警察の人もレインボーで参加してくれていたのでびっくりしました。遊び心がいたるところにあります。

救急隊も点滴をレインボーに改良して参加
③教会グループ
キリスト教だけではなく、ユダヤ教、イスラム教の団体も。中には、家族がLGBTのために殺されてしまったご遺族もいたりと、色々と考えさせられました。
④企業グループ
Google, SoftBankをはじめとした各有名企業が参加していました。フロートは派手なものが多いです。地元の銀行や派遣会社等、地域に密着した企業も多く参加していました。
⑤スポーツチーム
カナダなのでホッケーチームやラグビーチームをはじめ、全員ビキニ一枚の男性水球チームや可愛いチアリーダーチームなど。みんなエネルギッシュで華やかです。
⑥その他
SM愛好者やヌーディスト団体、着ぐるみ愛好者団体などとても個性的!!一見LGBTには関係なさそうに見える団体ですが、ジェンダーを脱ぎ捨てるというコンセプトにおいては共通点があるのかも、と思いました。
トロントのレインボーパレードには、LGBT当事者ではない人もたくさん参加しています。それでも良いのです。
レインボーの意味は人間の多様性を守るということ。色々な意見を持った人が共存できる道を一緒に探し出せますように、という願いが込められています。
違う意見を排除したり、けん制し合うのではなく、ただ認め合う。だからこそ当事者以外の人も一緒に参加することに、意味があると私は思っています。
……つづく!