大阪市が「LGBTリーディングカンパニー」認証制度を開始

 

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大阪市が「LGBTリーディングカンパニー」認証制度を開始

2019.01.29
セクシャル・マイノリティの存在が社会的に認知されるにつれ、LGBT社員に異性愛者と同様の福利厚生を適用したり、セクシャリティ差別の撤廃を方針に掲げるいわゆる「LGBTフレンドリー」企業が増えてきました。しかし、LGBTフレンドリー企業で働きたい方は「結局どこが信頼できるのか?」という悩みを抱えやすいのが現状ではないでしょうか。その悩みに対し、大阪市が新たな制度を開始しました。




 

どんな制度?



2019年1月10日に大阪市が発表、同時に開始した新制度は「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証制度と呼ばれるものです。大阪市が設けた一定の基準に照らし合わせ、性的マイノリティが抱える問題解決に先駆的な取り組みを行っている事業所・事業主を認証するという制度です。


「LGBTリーディングカンパニー」に認証されると、適合する基準の数が多い順に「三つ星認証」、「二つ星認証」、「一つ星認証」のいずれかの称号が与えられる仕組みになっています。


具体的な認証基準は下記の3つに設定されており、それぞれに細かい評価項目が設けられています。

 
  1. 商品又は役務を提供する場合の取組に関する基準
    商品やサービスを利用する顧客だけでなく、そこで働く従業員に課す仕事や職務、ポストがセクシャリティを理由に差別されていないかを評価します。
  2. 雇用主としての取組に関する基準
    社内規定や採用方針などでセクシャリティ差別を明確に禁止しているか、性的マイノリティに関する研修活動などを行っているかなど、雇用主のLGBTへの意識を測る基準です。
  3. その他の取組に関する基準
    レインボー(プライド)パレードへの参加など、社外における取り組みも評価の対象になります。
 

先例となる指標や制度



実は「大阪市LGBTリーディングカンパニー」認証制度よりも前に、同じように企業のLGBTへの姿勢を評価する活動や制度が始まっていました。


任意団体work with Prideは、2016年から職場におけるLGBTへの取り組みを評価する「PRIDE指標」のシステムを開始し、厳しい評価項目にのっとって企業をゴールド・シルバー・ブロンズのいずれかに選出しています。さらに、より注目に値する取り組みを行った企業に対しては「ベストプラクティス」の称号を与えています。


また、自治体においては北海道の札幌市がすでに大阪市と似た「札幌市LGBTフレンドリー指標制度」を2017年10月1日から始めていました。


今後、自治体・LGBT団体が職場環境や商品・サービスをセクシャリティに注目して評価する動きが広がっていくことに期待したいですね。



【参考リンク】

大阪市ウェブサイト

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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