スコットランド政府がセクシャリティ差別に反対する広告を作成

 

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スコットランド政府がセクシャリティ差別に反対する広告を作成

2018.10.15
 


イギリスを構成するカントリーの一つ、スコットランドは2014年に同性婚が議会に承認されるなど、セクシャル・マイノリティに対して門戸を積極的に開いてきている地域の一つです。そんなスコットランドで、政府が作成したトランスフォビア、ホモフォビアに反対する広告が話題になっています。なお、「フォビア」は「嫌悪」などと訳され、トランスフォビアはトランスジェンダーの人々を嫌う人、ホモフォビアは同性愛者を嫌う人や姿勢のことを指します。


 

どんな広告?


今回、トランスフォビアやホモフォビアに対してスコットランドで公開された広告は、スコットランド政府およびスコットランド警察によって制作されたもので、ヘイト・クライムのリスクを減らすキャンペーンの一環です。
 
2018年9月26日の正式な発表に先んじて広告はスコットランドの各地に掲載されました。手紙のデザインを採用したこの広告は、スコットランド政府・警察が作成したものであることを示すサインとともに、トランスフォビア・ホモフォビアに対する痛烈な言葉が綴られています。
 
なお、セクシャリティ差別以外にも、障がい者差別に対抗するための同様の広告が作成されています。
 

 

広告の内容①トランスフォビアへ


まず、トランスフォビアに対する広告には下記のような文章が掲載されています。
 
「トランスフォビアの人々へ
 
街中でトランスジェンダーの人々に嫌がらせをすることが正しいと思いますか?クラブでトランスジェンダーの人々に乱暴することが正しいですか?彼らにオンラインで恥をかかせたり、脅したりすることが正しいですか?
 
ええ、そんなわけがないというのが我々です。だから我々はあなた方がトランスジェンダーの人々に害を与えているのを見つけたら、通報しているわけです。
 
我々は人は自分らしくあることを認められるべきであると信じています。嫌悪感を撒き散らさない限りはね
 

 

広告の内容②ホモフォビアへ


ホモフォビアに対する広告には下記の内容が記載されています。
 
「ホモフォビアの人々へ
 
我々はあなた方の行為にフォビア(嫌悪)を抱いています。同性愛を理由に人々を苦しめたり、この文書には書くつもりのない酷い言葉を浴びせたり、同性同士で手をつないでいるからといって彼らに暴力を行使したりするなら、気をつけてくださいね。
 
もし、その様子を我々が見聞きしたら、警察を呼びます。なぜなら、この国には嫌悪ではなく、愛が生きているからです
 
 
 

スコットランド政府のリーダーシップ


先にご紹介した広告の翻訳を見ても分かる通り、この広告の文章はスラング的な表現を避け、洗練された文章で率直に「フォビア」への対抗姿勢を示しています。
 
セクシャル・マイノリティの権利向上に取り組む団体Stonewall Scotlandは、この広告に関してスコットランド政府が素晴らしいリーダーシップを発揮していると絶賛しています。
 
政府が公式にこのような広告を公開したのは、スコットランドの様々なマイノリティにとってとても心強いことでしょう。なお、各文書の末尾には「ヘイトクライム。止めるために通報を」という文言も掲載されています。
 
スコットランド政府・警察の努力が実を結ぶことを願いたいですね!
 


【ソース】
PinkNews (英語)


 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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