「普通という概念を広げよう」 勝間和代さんがカミングアウトで伝えたこと

 
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「普通という概念を広げよう」 勝間和代さんがカミングアウトで伝えたこと

2018.05.28

出典:facebook.com
 

経済評論家の勝間和代さんが28日、同性のパートナーと交際関係にあることを公表したBuzzFeedの記事を通してセクシュアリティについて語り、自身のブログで「女性とお付き合いさせていただいていることを公開しました」と報告している。この記事はすぐさまバズを起こし、Twitterのトレンドでは「勝間和代のカミングアウト」が1位となった。

お相手は増原裕子さん

お相手はご存知、LGBTアクティビストとして活動する増原裕子さん。おなじ高校を卒業した2人は、友人の紹介によって知り合ったのだそう。昨年12月に増原さんが東小雪さんとのパートナーシップを解消したあと、勝間さんから気持ちを打ち明け、2人は一緒に暮らしはじめた。
 
勝間さんはプライベートで2度の結婚歴があり、また3人の子を持つワーキングマザーとして知られている。学生時代から女性を好きになる気持ちを自覚していたものの、その気持ちには「蓋をしないといけない」と思っていた。今回、カミングアウトを決心したことについては「人生で最大の勇気が必要でした」とツイートしている。
 
 

同性を好きになること、さらに同性と交際してもその関係を人に言えないこと、2つの悩みを抱えていた勝間さん。「同性を好きだって、わざわざ公表をしないといけないって、本当は変ですよね」と語りながらも、今回、勇気を振りしぼって自身のセクシュアリティを公にすることを選んだ。それはまずもって自分自身を楽にするため、加えて「同じような悩みの人のヒントになる可能性があると思った」からだった。

バイセクシュアル? パンセクシュアル?

このカミングアウトで重要なのは、勝間さんが自分自身を「レズビアン」とも「バイセクシュアル」とも「パンセクシュアル」とも定義していないことだろう。「自分の中の無意識の規範概念」にとらわれていたという彼女は、同性への恋愛感情を打ち明けつつも、すでにある別の「規範」に自分を当てはめて語ることをあえてしなかった。自身をカテゴライズするのではなく、その代わりに「普通という概念を広げよう、と言いたいです」と述べた。
 
 

周知のように、勝間さんは華々しい経歴の持ち主だ。「年収10倍」に代表される、時に扇情的な文句を使った著書の数々は、働く女性の「努力」を促してきた。その生き方にあこがれる人々が「カツマー」と呼ばれたことからもわかるとおり、勝間さんはいわば自分の生き方そのものを、ひとつの理想的な「模範」として提唱してきた人物である。だからこそ、みずからすすんで「模範」となってきた当人が「規範概念から自由になること」を訴えた意味は、決して小さくない。
 
有名人がカミングアウトすることについてはつねに賛否両論がある。勝間さん自身も述べているとおり、「同性を好きだって、わざわざ公表をしないといけないって、本当は変」なことだ。しかし現状では、知名度の高い人物が声を上げることで救われる人がいるのもまた事実である。自身をある属性にカテゴライズしないまま、これだけ影響力のある発言ができる人はそう多くない。その意味でも、今回のカミングアウトには大きな意義があったといえるのではないだろうか。
 
 

WRITERこの記事の投稿者

レインボーライフスタッフ

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