イギリスの女子生徒が制服の下にショートパンツを着る理由

 

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イギリスの女子生徒が制服の下にショートパンツを着る理由

2018.04.21


 

現在のイギリスの学校では、女子生徒が制服のスカートの下にショートパンツを着ることが増えています。「スカートの中を見られたくないから」という理由で日本でもよく行われていることですが、イギリスでは少し事情が異なるようです。
 
 

危険地帯は学校


セクハラや盗撮が問題になっているのは日本だけでなく、イギリスも同様です。しかし、イギリスでは女子生徒にとって最も警戒すべき場所は学校です。スカートを上げて下着の写真を撮るなどの行為がイギリスの学校で横行しており、女子生徒は自らを守るためにショートパンツを制服のスカートの下に着ることが多くなりました。
 
電車や駅などの学校外ではなく、一日の多くの時間を過ごす学校が最も危険なエリアになっているというのは、イギリスの女子生徒にとっては深刻な問題ですね。
 
 

現代的な被害


イギリスで横行している女子生徒の盗撮被害は、ただ単に写真を撮られるだけでなく、スマートフォンで撮影された下着画像がSNSにアップされることで発見されることが多いです。そのため、気づいた時には写真が世界中に拡散されていることになります。
 
教育関係者から構成されるNational Education Unionの書記長は、「21世紀に女性がこんな対策をしなければならないなんて驚きです」と述べています。
 
 

ジェンダーレスな制服


このように女子生徒の学校での盗撮被害が深刻なイギリスですが、その打開策になるかもしれないのがジェンダーレスな制服です。ジェンダーレスな制服とはその名の通り、性別で分けられた制服ではなく、誰にでも合うような統一的な制服のことです。
 
制服をジェンダーに関係なく選べるようにするという動きはイギリス以外でも見られるようになりましたが、制服の規格そのものをジェンダーレスにしようというのは比較的最近の動きです。そのため、具体的にどのような形のジェンダーレス制服が出てくるかわかりませんが、盗撮被害を考えるとボトムスはズボン型が主流になりそうですね。
 
 

性の問題はマイノリティだけじゃない


セクシャリティや性の問題を考える時、もしかすると性的少数派には注目するけど、今回のようなマジョリティ側の問題は特にLGBT当事者は見落としがちかもしれませんね。現実では、セクシュアル・マイノリティに対する差別だけでなく、今回のような女性のセクハラ・盗撮被害、AV出演の強要、男性の痴漢冤罪など、性の問題はセクシャリティを問わず広く存在しています。
 
少数派と多数派を分ける垣根を超え、共存していくためには、セクシャリティに関わらず様々な性の問題に常にアンテナを張っておきたいですね。
 
ジェンダーレスな制服の開発と普及が進み、イギリスの女子生徒の盗撮被害が減少することを願います。
 
【ソース】
PinkNews (英語)

 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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