パートナーの性病が判明したゲイの3つの対応方法

 

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パートナーの性病が判明したゲイの3つの対応方法

2018.12.03
HIV感染者にゲイが多い実状を反映して、LGBT関連のサイトやイベントではゲイに対する性病についての啓発がよく行われています。インターネットやコミュニティスペースではHIVだけでなく、様々な性病を患った体験談を見聞きすることもできます。一方、意外と見落とされがちなのが性病にかかった当事者の周囲、特にパートナーの立場ではないでしょうか。今回は付き合っている相手の性病が分かった時、どう考え、どう行動すべきかを解説します。



 

①自分も性病検査を受ける


ゲイのあなたがもしパートナーが何らからの性病にかかったことを知ったら、あれこれ考える前にまずはあなたも性病検査を受けましょう。パートナーと性交渉を持っている限り、症状がなくても性病を抱えてしまっている可能性は否めません。

性病検査というとお金がかかるイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実は多くの自治体が無料かつ匿名で検査を受けられるサービスを提供しています。ただし、検査項目は自治体によって異なるので、パートナーの病名を把握したうえで場合によっては他の医療機関で検査を受ける必要があります。

検査に際しては自分がゲイであるかどうかを明かす必要性は必ずしもありませんが、正確な検査を受けるため、パートナーが性病にかかったこととその病名は医療機関にしっかり伝えるようにしましょう

補足ですが、付き合うことを決めたらパートナーとできる限り早めに性病検査を一緒に受けることで、ゲイカップルは安心して関係性を築いていけるかもしれません。

とにかく、パートナーの性病が判明したら自分もできる限り早めに性病検査を受けておき、検査に際しては医療機関の担当者(医師・看護師・カウンセラーなど)に事情を正直に伝えるようにしましょう。
 

②パートナーの通院について


性病は一回の診察で終わり…ではなく、服薬するなどして予後を見るために何回か、または定期的に通院が必要になることが多いです。パートナーが性病を患うと心配で通院に付き添いたくなるかもしれませんが、そこは必ずパートナーの意思を確認するようにしましょう

というのも、性病の診察は性交渉について結構あれこれ尋ねられますし、性器に症状が出ている場合は医師や看護師に患部を確認してもらう必要もあります。男同士、ゲイカップルのパートナーといえど、その場面は見られたくないと思う方もいるでしょう。

また、万が一の話ですが、付き合っている期間にパートナーがあなた以外と性交渉を持った場合、そのことは医師には正直に伝える必要がありますが、あなたが同席していると言いづらくなります。治療のためには正直に医師に話をしなければならないので、その場で「浮気だ!」と騒いでは診察がスムーズに進まなくなります。

もちろん、一緒に診察を受ける方が安心というゲイカップルもいるでしょう。だからこそ、診察に同席していいかどうかはしっかりとパートナーに確認してくださいね。
 

③すぐ浮気を疑わない


パートナーが性病にかかって、あなたは検査を受けたものの全て陰性。これってゲイに多いって言われる浮気!?…と思ってしまいそうな気持ちも分かりますが、パートナーに事実を確認せずにあれこれ悩むのはやめましょう

性病には潜伏期間が長めのものもあり、あなたと付き合う前の性交渉でパートナーが性病を患った可能性もあります。さらに、稀ではありますが誤診の可能性も否めません。

実際にかつて僕に起こった話ですが、性器に異常があって泌尿器科を受診したら、ある病院では「淋病」と診断されました。一方、当時のパートナーもすぐに検査を受けてもらいましたが、陰性でした。

ちゃんと服薬して治ったと思ったらまた同じ症状が出たので、今度は他の病院に行くと淋病の菌は検査で見つからず、どこかでちょっと性器に傷がついてそこから症状が出たという結論に至りました。改めてパートナーも検査を受けましたが、これまた問題なし。他の人との性交渉は全くありませんでしたが、こんなことも実際には起こりえます。

だからこそ、①でお伝えしたようにあなたも検査を受けることが大切ですし、②のようにパートナーが通院しやすいような環境を整えることが必要と言えます。そして、通院や治療がある程度落ち着いたタイミングでパートナーとしっかり性交渉について話し合うといいでしょう。性病に罹患したパートナーも落ち込んでいるでしょうから、「問い詰める」ではなく「話し合う」を意識してくださいね。

 

まとめ


今回はゲイと性病について、「パートナーが性病にかかったら」という目線でアドバイスをご紹介しました。何はともあれ、まずはあなたも検査を受けることが大切です。そしてぜひ、いろいろと疑心暗鬼にならずにパートナーとしっかり性について話し合ってくださいね。

 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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