「メンヘラ」当事者のゲイがつづる恋愛における学び

 

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「メンヘラ」当事者のゲイがつづる恋愛における学び

2018.10.13



精神的に不安定な人のことをよく「メンヘラ」と表現することがよくあります。

他人から「メンヘラ」と呼ばれることもあれば、当事者が自分を卑下して「メンヘラ」と言うこともあるでしょう。本記事のライター仲泊は統合失調感情障害という精神疾患を持っており、いわゆる「メンヘラ」に当てはまります。実際、激しい症状で恋人を振り回したり、恋愛が滅茶苦茶になってしまったことも多々あります。

今回はそんな僕が、「メンヘラ」のゲイなりに恋愛でどういった点に気を付けたらいいかを考えてみます。

 
 

疾患があるなら治療は大前提


「メンヘラ」という表現は必ずしも精神疾患の診断が下った人のことを指すわけではありませんが、もしあなたが僕のように医師の診断を受けた方であれば、継続的な治療は大前提です。精神疾患は長期戦です。僕は17歳のころに発病し、現在25歳なので8年間ずっと定期的な通院と服薬を続けています。
 
ただでさえ「続きづらい」と言われるゲイの恋愛において、自分自身が精神疾患を持っていることを告白するのはかなり勇気がいるものです。
 
しかし、距離が縮まれば縮まるほど時々喧嘩したりなど問題も起こってきますし、その時に症状が悪化して相手に「メンヘラ」の烙印を押されたらさらに大きなダメージをくらいます。本当に付き合っていきたい相手なら、自分のためにも恋人のためにも病気のことは伝え、その上で「自分は継続的な治療で良い方向にもっていくつもり」という決意も伝えるべきです。
 
「メンヘラ」、「精神疾患」と言えど、その在り方は様々です。たとえば僕の病気をインターネットで「統合失調感情障害 症状」のように調べれば、確かにWikipediaなどで一般的な症状を知ることはできます。でも、その症状がすべて自分に当てはまるわけではありませんし、載っていないような症状が自分に出ていることもあります。
 
大事なのは、「メンヘラ」、「病気」という分類にとらわれ過ぎず、「自分」というものを素直に伝えることかもしれませんね。
 

 

誰かを責め過ぎない


僕自身が当事者として「メンヘラ」にありがちだと思うのが、「自分を含めた『誰か』を責めがち」ということです。もちろん、ゲイの恋愛でもどちらかに非があって起こる喧嘩やいざこざもあるとは思いますが、「メンヘラ」ゲイはこうした問題が起こった時に、必要以上に相手や自分を責め過ぎてしまうことが多いかもしれません。
 
また、問題が解決して過ぎ去ったはずなのにずっと恋人や自分を責めることもあるでしょう。でも、誰かを責めまくったところで何も生まれないどころか、愛情が憎しみに変わってしまうことさえあるものです。
 
「メンヘラ」ゲイの恋愛において覚えておきたいことは、「恋愛は相手と自分がいるからこそ成り立つもの」ということです。このことを忘れてしまうと、勝手に自分の中で恋人を責めたり自責感が膨らみすぎたりしてしまいます
 
何か恋愛で問題があればしっかり落ち着いて恋人と素直に話し合い、解決したら区切りをつけるという姿勢が良好な関係の維持には欠かせません。
 
 
 

いろんな意見を聞く


精神的なことを誰かに話すのは大変なことですが、もしいわゆる「メンヘラ」ゲイとして恋愛で苦労してるという自覚があるなら、信頼できる人にはそのことを打ち明けておくのも大事です。
 
僕はこうしてライターとして持病について記事を書いていますし、親や友人だって病気のことを知っています。僕が「メンヘラ」ゲイとして避けたいのは、みんながみんな「メンヘラ」要素をそのまま受け入れてしまうことです。
 
「そういうこともあるよね」と気軽に「メンヘラ」の部分を流してくれる人も必要だけど、「変わっていく必要があるよ」と厳しい意見を言ってくれる人も「メンヘラ」ゲイが穏やかな恋愛関係を築くためには必要だと思います。
 
そして、恋人も含めてどの意見が「正しい・間違っている」というわけではなく、それぞれの意見から自分にとってためになることは何か取捨選択しながら学び続けることが必要でしょう。
 
あからさまに差別的な発言があれば耳を傾ける必要はありませんが、耳に痛いけど当てはまるなと思う意見は素直に聞き入れてみるように僕は気を付けています。
 

 

まとめ


以上、いわゆる「メンヘラ」に当てはまるゲイの仲泊が恋愛において学んだこと、気を付けていることをご紹介しました。これらを実践しているからといって、仲泊の人間関係が順風満帆とは残念ながら言えません笑

でも、一つずつゆっくり学んで行動に移していくことで、うまく人付き合いができるようになってきているなとは感じています。ぜひ、同じような方の参考になれば幸いです。


 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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