生まれ変わってもゲイでいたい2つの理由

 

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生まれ変わってもゲイでいたい2つの理由

2018.08.22



 
ゲイとして生きていると、差別まではいかなくても、セクシャリティに関する他人の思わぬ言動に傷ついたり、異性愛者に叶わぬ恋をしたり……いろいろと大変なことが多いですよね。

仲泊もゲイであることで苦労したり、苦しかったりしたことがありますが、今では「生まれ変わるならまたゲイがいい!」と思えるくらい自分のセクシャリティを誇りに思っています。その理由を2つの点から語ります。


 

①実は選択肢が多い


ゲイだと子どももできないし、結婚も(少なくとも現在の日本では)できないし、「できないことだらけ」な気がするかもしれません。僕もそうでしたが、ゲイであることを隠さずに生活し始めてからは、むしろ選択肢が多いことに気づきました。
 
異性愛者であれば家族、友人からも結婚や家庭を築くことの「圧」を掛けられることがあります。ところが僕はゲイであることを親にも言っているので、「孫の顔を見たい」とか、「結婚はまだ?」なんてことを周りから言われることはありません。
 
これはたとえ同性婚が日本で実現しても、良い意味で変わらないのではと思っています。男女の結婚は社会的な意味合いもかなり強いですが、同性婚はどちらかというとパートナー同士の紐帯を強くするための要素が強いというイメージだからです。
 
そうなると、同性婚ができてもできなくても、パートナーがいてもいなくても、一人ならその時間を使いたいように使いやすいですし、パートナーがいたら二人の生活はかなり自由度が高いでしょう。
 
「伝統的な家族観」にとらわれずに生活できるというのは、オープンなゲイの僕としてはとても選択肢が多いなと感じます。
 

 

②いろんな世界に触れられる


「ゲイの人は一学年に約○人…」、「○%が同性愛者…」など、ゲイが人口に対してどれくらいの割合を占めているのかというデータはありますが、細かい数値は置いといて、少なくともゲイが少数派(マイノリティ)であることは間違いないでしょう。
 
もちろん全員が同じではありませんが、自分が少数派であるという自覚を持つと、マイノリティ的なものに魅力を感じたり、興味を惹かれたりすることが増えてきます。たとえば「マイナーな音楽」、「マイナーな小説」、「マイナーなデザイナー」など、主に芸術的な面でそれは顕著です。
 
実際、ゲイの人と話していると「よく知っているなぁ」と思うようなマイナーだけど良質な音楽をたくさん教えてくれたりしますし、自分から様々な少数派、マイナーなものに目を向ける機会も僕は多いです。
 
世の中が見落としたり、捨てたりした輝くものに触れられる機会がたくさんあるのは、僕にとって人生を豊かにする大事な要素の一つですし、ゲイだからこそのことだなと感じています。
 
そして、いろんな世界を知ると、不思議と人に対して優しくなれたり、物事を楽観的に捉えられたりもします。ゲイであることは世界への扉を閉ざすことではなく、ちょっと苦労するかもしれないけど、むしろ大きく開くことかもしれませんね。
 
 

まとめ


ここまでお伝えした「僕が生まれ変わってもゲイでいたい理由」は、もちろん僕自身を取り巻く環境があってこそのことだと思います。

でも、たとえどんな状況や環境でも、どうか物事の負の側面ばかりにとらわれて、大切なことを見落とさないで欲しいというのがこの記事でお伝えしたかったことです。

いま、「ゲイで辛い…」と思っているなら、何か少し視点を変えてみてください。きっと、ゆっくりでもゲイであることを誇りに思える日が来ます!



 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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