欧米のセーファーセックス事情が心配な件

 

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欧米のセーファーセックス事情が心配な件

2018.08.08



 
同性(男性)間での性行為によるHIVへの感染が非常に多いことは、ゲイでも他のセクシャリティの方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。

HIVをはじめとする性病予防には、コンドームを活用した「セーファーセックス」が推奨されています。ところが、欧米圏のゲイ向けアダルト映像に注目してみると、なんだか危惧すべき兆候が感じられます。

今回はまだデータには出ていないその「リアル」な感覚を仲泊がお届けします。
 

 

「ベアーバック」の増加


英語圏ではセーファーセックスの逆、つまり、コンドームを使わないアナルセックスのことを"bareback"などと表現します。DVDとしても販売されることが多い日本に対し、欧米圏ではゲイ向けのアダルト映像はネットでの配信がメインですが、確かにベアーバックものは昔のものでもありました。
 
ところが、数年前から大手のゲイアダルト映像配信メーカーが徐々にベアーバック作品を増やしていき、今では有名どころのメーカーの多くが毎回ベアーバックでのセックスを撮影して配信しています。
 
さらに余談ですが、最近の映像には一部(違法か合法かは不明な)薬物の使用が見られるものもあります。アダルト映像がゲイのセックス事情を必ずしもすべて反映しているとはもちろん思いませんが、ただ、ベアーバックを受け入れやすい状況にはなっているのではと感じます。
 
 

「プライド」との違和感と今後


6月は世界各地でプライドパレード、イベントが開催されましたが、そこにはベアーバックのアダルト映像のメーカーも参加していたり、映像に出演しているモデルやポルノスターも登場していたりします。
 
一方、プライドイベントではセーファーセックスを奨励する啓発イベントが行われることもあります。そうなると、僕にとって今年のプライド月間はなんだかとても混沌としているというか、中身が伴っていないというか、そんな違和感を覚えました。
 
アダルト映像がどのくらいゲイのセックス事情に影響を及ぼすかは分かりませんが、少なくとも、「影響がない」ということは無いでしょう。
 
ベアーバック系の作品では一応、冒頭に「モデルは検査をしている」との旨が記載されてはいますが、それでも「不特定多数とのベアーバックセックス」が映像として多く残っていると、その影響力に不安を覚えますね。
 
 

まとめ


今回はあまり知られていなさそうな海外のゲイアダルト映像のセーファーセックス事情と、それが実際のセーファーセックスの実践に与える影響への危惧についてお届けしました。

どうかこの心配が杞憂であってほしいところですが、具体的なゲイのセックス事情についての新しいデータや研究が登場し、ゲイのセックスの現状と性病の情報をしっかりと把握できることを願います。


 

WRITERこの記事の投稿者

仲泊

 
ゲイ&ダブルマイノリティのリアル
ゲイとりっぷ!

統合失調感情障害という精神疾患を抱えながら、音楽関連の研究者を目指しているゲイのミュージシャンです。公式ブログもぜひご覧ください!


      
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