ゲイ&ダブルマイノリティのリアル③ 1年続くのも大変?ゲイカップルの短命さ

 

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2017.12.06

ゲイ&ダブルマイノリティのリアル③ 1年続くのも大変?ゲイカップルの短命さ



ゲイの仲泊です。

僕には現在2年近く同棲している恋人がいますが、ゲイのカップルは数か月で終わってしまうことも多く、1年も続けば長続きのカップルとして羨ましがられることもあります。

今回はそんなゲイの短命な恋愛事情について経験談を交えながらお話しします。
 

 

ゲイカップルの続く期間

 
もし読者の方にゲイの知り合いがいたら、ぜひ「ゲイカップルって長続きしないの?」と聞いてみてください。高い確率で答えは「イエス」でしょう。読者さんがゲイの当事者の方であれば、もう既にそれを実感しているかもしれません……。
 
実はこの「ゲイカップルは続かない」ということは世界的に言われていることで、英語で”gay couples don’t last(ゲイカップルは続かない)”などとGoogleで検索するとそれはもうたくさんの結果が出てきます。
 
あまり信頼できる規模の調査は行われていないようですが、「ゲイのカップルは短命」というのはゲイであればなんとなく感じていることが多いです。ちなみに僕の場合、最短で1週間で付き合いが終わったこともあります……笑
 
周りの話や経験を踏まえて、あくまでも僕の感覚ですが、3か月が平均、1年続けば長い、5年以上は大御所といったところでしょうか。
 

 

同性婚が認められれば変わる?

 
日本では国として同性婚が認められておらず、これがゲイカップルの短命さに繋がっているのではという見方があります。つまり、ストレートのカップルのように「ゴール」とか、良くも悪くも「つなぎ留めるもの」がないからではということです。
 
確かにそれも一理ありですが、同性婚が認められている州出身の僕のアメリカ人のゲイの友達もゲイカップルの短命さを嘆いていて、もしかするとゲイカップルが結婚できることと長続きすることは直接的には関係ないのかも……?と感じています。
 

 

ゲイは浮気が多いのが問題?

 
ゲイカップルが長続きしづらい要素の一つに、浮気の多さが挙げられます。実際に僕も「他の人が好きになって」なんて言われて別れたことが複数回あります笑。

でも、ストレートの夫婦でも浮気や不倫で揉めたりしつつ、なんだかんだ続いていることってありますよね。問題は浮気もそうですが、浮気が起こった時の解決力です。
 
カミングアウトしていないゲイカップルだと、どうしても「二人だけの関係」に閉じこもってしまいがちで、浮気だけじゃなくても何かあって喧嘩したら仲裁してくれる人もいないし、「別れやすい条件」が皮肉にも整っているわけです。

 
 

同性婚は直接関係ないけど……

 
先ほど触れた通り、同性婚が認められることで直接ゲイカップルの短命さが解決されるかというと、そういうわけではないと僕は考えていますが、ゲイやセクシュアル・マイノリティの方が生きやすい社会というのは、ゲイカップルを結び続ける下地になるでしょう。
 
パートナーと同棲している僕は母子家庭で、母親にカミングアウトしており、母は近く住んでいるので3人で食事をしたり旅行に行ったりもする仲です。一度別れ話が出るほどの大喧嘩をしたことがありますが、その時には母が仲裁に入ってくれ、うまく解決しました。
 
このように、いろんな人が関わっていって多くのゲイカップルが「二人だけの閉じた関係」から脱していけば、状況は変わるはずです。そのためにはやはり少しずつでもLGBT、セクシュアル・マイノリティの方がカミングアウトしやすく、自信を持って生きられる社会の実現が必要ですね。
 

 
●「ゲイ&ダブルマイノリティのリアル」前回までの記事
僕がゲイとして「強くなる」まで
ダブルマイノリティの「生きづらさ」とは
 

 

Writer's Info

仲泊(なかどまり)

双極性障害を抱えながら通信制大学に通う20代のゲイ。将来は音楽に関する研究者を
目指しており、公式ホームページ「双極性音響」で音楽活動も展開中。
Twitter:@Nakadomari327
Instragram:@nakadomariofficial

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