にじいろの社会に住んできた。(前編)

 

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2017.09.09

にじいろの社会に住んできた。(前編)





こんにちは!みらいです♪
 
さてさて、朝晩はすっかり秋らしい風が吹くようになった今日このごろですが、みなさんは今年の夏をどのように過ごしましたか?

 
わたしはというと、実はカナダへ行って現地の大学でのサマースクールに参加してきました(o^―^o)
 
英語を学ぼうと思って決めたカナダへの短期留学ですが、いざ行ってみると言語以外にも日本との違いがたっくさん!!
もちろんセクマイを取り巻く環境もかなり違っていて、驚くことばかりでした。
 
…というわけで今回は、カナダでの滞在を通してわたしが見たものや感じたことをご紹介したいと思います(^^)/
 

 

Marriage equality(結婚の平等)


まず挙げておきたいのが、カナダでは2005年から合法的に同性婚ができるという点。
 
もちろんウエディングカードが売られているコーナーには、白いハイヒールが2つ描かれていたり”Mr.& Mr.”とデザインされていたりする、同性婚向けのカードも売られていました!

 
 
 

それから↑こちらの画像は、カナダ郵便局が発行している記念切手のカタログの一部。

実はカナダは今年で独立から150周年を迎え、郵便局からもそれを記念して「CANADA 150」と題された記念切手集が発売されました。そしてその中のひとつに、”Marriage equality”(直訳すると『結婚の平等』=同性婚の合法化)をテーマにしたものがあるんです。

この切手集の図柄には、150年のカナダの歴史のうち特に直近の50年を振り返り、その中から最も国を前進させ、カナダの人々がカナダをもっと誇りに思えるようにした10のできごとが描かれています。(ちなみに他には万国博覧会やオリンピック・パラリンピックの開催、宇宙開発などがありました)

画像の本文冒頭を意訳すると以下のような感じ(間違っているところがあったらすみません)。

 

         
長年、カナダ全土のLGBTQ当事者たちはすべての人の合法的な結婚のために戦い、実現のために少しずつそのコマを進めてきました。しかし、およそ10年前のカナダ人はまだ同じジェンダーを持つ人と合法的には結婚できなかったのです。



(((な、なんだこの、まるで歴史の教科書のような書き方は!!!(;゚Д゚))))


いやぁ、これを読んだときは本当に衝撃を受けましたね…。カナダの人々にとっては、同性婚が合法化したことさえもはや過去のことなのかもしれないと感じました。

確かに、2005年といったら今から12年前。カナダの小学生たちは同性婚ができない社会を知らないことになります。日本では半ば夢物語のように語られている、「子どもたちが『え!?昔は男女でしか結婚できなかったの!?』と言う世界」がもうすでに現実に存在していると言っても過言ではないのです。



 

Gender Stereotype(性役割の固定観念)


それから、現地の大学で授業中、ひょんなことから家族観についての話題が出たときのおはなし。

先生が、「カナダでも15年前は『男が外で働き、女は家を守る』という“gender stereotype”(直訳すると『社会的な性の固定観念』=固定化された社会的性役割)の考え方があったけれど…」と話しはじめたのでびっくり!!!

昔に比べたら徐々に薄れているとはいえ、就職の際の面接で女性にのみ結婚や子育てに関する質問をするなど、日本ではこの考え方がまだまだ根強いですよね…。

他にも、特に職業を表す名詞において、性別を限定するような言い方ではなく、性別を限定しない言い方をするように、との注意[*]もありました。

(*註:たとえば『警察官』を表す単語として、以前は”policeman”が使われていたのですが、”man”は『男性』を意味するため、特定の性別を意味しない”police officer”という言い方をするように、というようなことです。日本の英語の授業でも、先生によっては同様の注意がされます。)

カナダでは日本よりも「男らしさ」「女らしさ」という考え方がなくなってきていることがわかったできごとでした。
 
 
このような経験を通して、日本はカナダよりも10年以上遅れているなぁ…と思ったみらいなのでした。

…というわけで(?)次回もお楽しみに☆(/・ω・)/ 

つづく!
 
 
 
●前回までの記事
はじめまして!みらいです!
クエスチョニングのおはなし#1~クエスチョニングってなあに?~
クエスチョニングのおはなし#2~初恋(らしきもの)とはじまり~
カミングアウトする勇気・クローゼットでいる勇気
 
 
 
Writer's Info

みらい
 

ごくごく平凡な大学生。正直、もう少しカナダにいたかった。

Twitter:@miR_ai_22

現在、セクマイ当事者の居場所や交流の場となる会「はろっと!ぎふ」を企画中。

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