企業:丸井グループ(マルイ)「LGBTとダイバーシティ戦略」【前編】

 

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2017.08.14

企業:丸井グループ(マルイ)「LGBTとダイバーシティ戦略」【前編】



こんにちは。今回のスーパーアライへの道は特別編
 
「すべてのお客さまに」をキーワードに、さまざまなダイバーシティ&インクルージョン戦略を行っているマルイグループ。東京レインボープライドの出展を始め、LGBTに関しての取り組みも精力的に行っています。

 

今回、ライターでMtF(トランスジェンダー女性)のゆういさんとわたくし佐野でマルイグループの皆様に取り組みのお話を伺ってきましたので、その様子をレポートさせていただきます。
 
インタビューに主に答えていただいたのはサステナビリティ部マルイミライプロジェクト担当の金沢仁美さん・渋谷店営業担当としてLGBTの取り組みを行っている奥野沙織さん・提携開発課で実際に東京レインボープライドの会場に立っていた高畑美優理さんの3名。
 
また、サステナビリティ部マルイミライプロジェクト課長の井上道博さん・総務部広報室リーダーの池田達哉さんにもご同席いただきました。
 

 

マルイがLGBTに注目し、取り組むようになった経緯は?



左から:金沢さん、高畑さん、奥野さん

金沢さん「LGBTについては2016年2月に杉山文野さんに講演をしていただいたことがきっかけです。ダイバーシティに取り組むようになったのは、年代の幅を広げていったことが最初になります。
そこから“すべてのお客さまに”という考えが浸透し、商品をすべての方にご満足いただけるようサイズの展開を拡げる取組みを行いました。
そんな中、杉山文野さんにご講演をいただいて、私たちはすべてのお客さまと言っているのに、LGBTの方々に注力できていなかったことにまた気づかされました。そこから性的少数の方への理解が始まりました」


 

「LGBT×サイズ」に注目した理由はなぜですか?



金沢さん「サイズの幅を広げる取り組みは以前から行っておりましたが、LGBTの方々に向けて発信するようになったのは、SNSでLGBTの方が「マルイってすごいよね、私も履けるパンプスがあるんだもん!」といった内容を杉山さんに送っていたのがきっかけです。
LGBTの方々に幅広いサイズ展開が喜んでいただけるんだ、ということをそこで発見しました。
しかし、ニーズがどれほどあるのかわからなかったので、九州レインボープライドのときにまずはブースを出展しました。そこで想像以上にトランスジェンダーの方に試していただき、喜んでいただいたという経緯がありましたので、シューズを出させていただいております」

池田さん「もともと女性のシューズは22.5cm~24.5cmのサイズ展開のところが多いのですが、それでは人口の7割しかカバーできていなかったんです。
それでは“すべてのお客さま”に喜んでいただくことができない、ということで、サイズの取り組みに至りました。そういったサイズ展開をしていて、実はLGBTの方々のお役に立っていたということに最近気が付きました」
 

 
ゆういさん愛用のパンプス
 
ゆうい「私もラクチンシリーズをかなり愛用しています。周りのMtFの友達も足が大きい子も多いので、使っている子が多いです。すごくいいよねーという話もしています」


 

会社内で行っている研修ではどういうことを行っていますか?



金沢さん「社内で接客を行っている販売スタッフは、LGBTの基礎を知らない方が多いので、身近に感じていただけるような団体に頼んで研修しています。
商品を作る部署には、フィッティングで実際に当事者の方にお越しいただくこともあります。受ける社員がどんな目的で行うのかによって、お願いする団体を分けています」


 

マルイの店舗に実際に当事者の方が来た際の対応はどのようなものなのでしょうか?



ちょっと緊張していたゆういさん。

奥野さん「渋谷店の営業担当しているのですが、渋谷のモディはほとんどの店舗がテナントです。そのテナントにLGBTの方がどんな方たちなのか、LGBTのことについてもっと知ってもらいたいと思い、サポートをしています。
本社でのプロジェクトの紹介や、LGBTの方の対応をしたことはありますか?と聞いたとき、一人ひとりのお客様に向けての接客を意識しているので、LGBTかどうかは気にしていないという声が実際には多かったです。
特に渋谷区は東京レインボープライドの期間だけではなく、頻繁に同性カップルの方がお買い物をしている姿をよく見かけます。そういった方にどういった商品をお勧めめすればいいのかは分からず迷うことがあるので、どんどん学びたいという方が多いです。
また、安心してお買い物をしていただけるように、レインボーフラッグを立てたりしています」

佐野「実はこの前、有楽町のマルイでレインボーフラッグを見つけて嬉しくなりました!レインボーフラッグは全店舗においてあるのでしょうか?」

奥野さん「常に置いてあるのは5店舗です。今回の東京レインボープライドの期間はマルイとしてイベントを盛り上げるために12店舗で実施掲出しました。去年は渋谷2館と新宿3館だけだったので、確実に理解が浸透していると実感しています」


 

テナントまで知識と意識を共有するのはとても大変そうですね



奥野さん「テナントの規模によって、人数が多いところだと全員が研修を受けられるわけではないので、意識の共有が大変ということも課題の一つです。
実際にLGBTに対する取り組みや研修を会社で行っていないテナントが多いので、「研修があるのが助かります」とか「もっと知って色々なお客様のお役に立ちたい」という声が多いです。まずは知ってもらうというところから入っていければと思っています」

 
 
インタビュー企業情報



丸井グループ 公式ホームページ
http://www.0101.co.jp/
 


 


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