パートナーシップと企業が取るべき施策

 

TOPICSトピックス

パートナーシップと企業が取るべき施策

2017.11.05

 
こんにちは!らいおんです。

この記事は、私が人事採用担当としてLGBT当事者の方と面接した際に
「なるほど、こういうことに困っていらっしゃったのか!」
と知った知識を皆様に少しでも共有したい、という思いから書いています。
解決策を見つける、というよりも感想に近いものになってしまいますが、
1人でも多くの方、欲を言えば企業の人事の方に見て頂き、
社内制度の整備などのヒントになれればなーと思っております。

 

今回はパートナーシップついて


私自身はアラサー真っ只中のOL(喪女になりかけ)なのですが、
毎月のように友人の結婚式にお呼ばれされ、
嬉しいやら焦るやら複雑な心境です…。
 
さて、前回までの記事では「LGBT」というよりは
トランスジェンダーの方々が社内でどうお困りなのか?
という点に焦点を当ててきました。

しかし!

社内施策を行ってほしいのは「LGB」の方々も同じであり、
(代表的なものを書きましたが、もちろん他のセクシュアリティの方々も)
まだまだ企業ができることは沢山あるはずなのです。

一見、「異性愛者ではない」というだけで、
偏見さえ気にしなければ生活に支障はないのでは?と思われがちなこの問題。
全く気にしていない、今のままでも良いよ~
という方も確かにいらっしゃるのですが、
その一方で「もっとこうしたい!」と思っている方もたくさんいらっしゃるのです。
 
お話しを聞いていると、確かにパートナーシップを始めとして、
今の日本ではあまりにも異性愛者と待遇の差がありすぎることがわかります。

今回の「パートナーシップ」からはじまり、
今の日本では実質婚姻関係にはなれない2人が何に悩んでいるのか?
どんな制度を求めているのか?について書いていけたらと思っています。
 

日本でのパートナーシップ

 
皆さんご存知の通り、現在日本の婚姻関係は異性同士の制度となっています。
そのため、同性同士で婚姻関係(に近いもの)を結びたい場合は、
自治体によって定められている「パートナーシップ条例」等に基づき、
申請を行うほかありません。

現在パートナーシップを認めている自治体は、
 
・東京都渋谷区
・東京都世田谷区
・三重県伊賀市
・兵庫県宝塚市
・沖縄県那覇市
・北海道札幌市

 
…と、たった6自治体なのです。
日本の総人口1億2672万人(平成29年10月現在)もいるのに、たったの6…!

パートナーシップを結ぶことのできる自治体を増やすこと、も大切。
しかしその先に、近い将来同性婚が認められる国となることを見据え、
働きかけていくことも大切なのかな、と思います。

 

あらゆる場面で平等な機会を

 

結婚するのも、しないのも、本人の自由。
私のようにストレートでも結婚していない人だってたくさんいます。
(いや私の場合はモテないとか色々他の問題が山積みなのですが…)
 
結婚もパートナーシップも、本人の意思でする、というのは同じなはず。
婚姻届けはお金も必要なく、提出をするだけ。

その一方で、パートナーシップは公正証書を必要としていたり、
様々な必要書類を揃えるのにお金が万単位でかかったり、
何度も役所へ足を運ばないといけなかったり…。
また受理されたとしても、その自治体限定のため
そこから出て(引っ越して)しまうとパートナーシップが解消されてしまう
というのもおかしな話ですよね。
 

企業として実際できることは何だ?


ここまでつらつら書いてきまして、
じゃあ結局、パートナーシップを結んだとして、
企業は何かする必要があるのか?
本人の問題がから介入することはないのではないか?

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
…いえいえ、むしろここからです。
ストレートの男女が結婚したら、会社としてすることは何でしょう?

・扶養家族が増える場合がある
・姓が変わることがある
・慶弔見舞金を付与する
・ハネムーンのために特別休暇を付与する


などなど…パッと考えつくだけでもこれだけあります。
これは男女の結婚限定なのでしょうか?
パートナーシップを結んだ方々には適用できるのでしょうか?

また、上に挙げたものは「結婚した時」に考えられるもので、
まだまだ人生のパートナーともなればライフイベントとして
様々なことが起こり得ますよね。
 
次回から順を追ってそれらについても触れていきたいと思います!

 

まとめという名の独り言


結婚の気配もない私がこれを書くのも少しむなしいです。
私も早く人生のパートナーがほしい…!
 
でも、もしそういう相手が出来たときに、
たとえばゲイの友人がパートナーシップを結ぶ、
という時との待遇差があったら
なんだか素直に喜べる気がしないのです。
 
誰もが、愛する相手と一緒にいることを、
制限されずに選ぶ権利を得られる社会にしていきたい。
そしてこの気持ちを持った企業さんが増えてくださると、
少しずつ変えていけるのではないかな、と思っています。

それでは
 

WRITERこの記事の投稿者

らいおん


人事らいおんの小耳にいれたいお話
らいおんにまつわるエトセトラ(漫画)


レインボーライフのほのぼの日常生活のマンガや、人事目線のダイバーシティに関する記事を執筆。

他の記事を見る