気の合うゲイの友だちとはどこで出会えるのか? ーぼくにゲイ友ができるまで(後編)

 

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気の合うゲイの友だちとはどこで出会えるのか? ーぼくにゲイ友ができるまで(後編)

2018.10.18
こんにちは!ゆうじボーイです。


前回の記事では、「ぼくにゲイ友ができるまで ―前編―」と題し、ゆうじボーイがどのようにして初めてのゲイ友を作ることができたのか、実体験を基にして書かせていただきました。


ゲイの友だちづくりイベント・ゲイサークル、そのどちらもゲイデビュー間もないぼくにとっては参加するためのハードルが高く、はじめの一歩を踏み出すのには少し勇気が必要でした。

ただ、はじめの一歩を踏み出しさえすればゲイである自分のことを受け入れてくれる人は意外に多いのだなということも分かりました。「ゲイの友だちがほしい!」という思いを実際の行動につなげた結果、なんとかゲイコミュニティへの仲間入りを果たすことができました。





さて、「ぼくにゲイ友ができるまで ―後編―」では、ネットやSNSを利用し自分発信でつくった新たなゲイとの繋がりや、自らアクションを起こしたゲイの登山グループについてのお話をしようと思います。


ここで質問なのですが、みなさまがゲイの友だちへ求める必要条件ってなんですか?
―― 高頻度で会って一緒に遊べること?

 


―― 仕事や社会のことについて真面目に語り合えること?
―― 性的な関係を築けること?

ヒトによって価値観はさまざまだと思いますが、ぼくの場合、

1,見栄を張らずにありのままの自分をさらけ出せること

2,趣味や好きなことを分かち合えること


の2点を非常に重要なポイントだと位置づけています。

ゲイの友だち相手だと、普段はゲイであることを隠して生活している分、ノンケ相手には話せない恋愛感情や社会への無理解に対する不満など、ゲイとして生きるうえで良いことから悪いことまでさまざまな話題について語り合うことができます。だからこそゲイの友だちは、ノンケの友だちとは違った意味で特別な存在になりうるのかなと感じています。

もちろん、ノンケの友だち相手にそういった話をしているゲイの方もいるかとは思いますが、心を許せるノンケの友だちが周りにいないという人も少なくないのではないでしょうか?

ぼくがゲイの友人関係を構築していくなかで、互いの愉しみや苦しみを分かち合えるということが何よりもうれしいことです。ゲイとしての自分の考えを受け入れてくれるということに対して特に強い感謝の気持ちを抱いていますし、その代わりに相手のことをもっと知りたい、理解したいと思います。

ぼくがゲイの友だちに求めること、その必要条件を満たす友人を得るためにどのような行動をとったのか、そこら辺に注目して読んでいただけると幸いです。

それでは後編もどうぞご覧ください!!

 

ゲイブログを書き始める




ゲイサークルに参加したぼくは、そこでたくさんのゲイの生き方を見聞きして知る機会を得るようになりました。例えば、あるゲイは彼氏がいるにも関わらずアプリを使って毎週のように新しい出会いを求めて活動し続けていたり、またあるゲイは週末を一人で過ごしているため「恋人ができない」と嘆いていたりと、人によってさまざまな日常の生活を送っているということについて実感を伴って理解し始めたのです。

いろいろなゲイからたくさんの情報を得られるということは、ぼくにとって非常に刺激的で学びの多いことでした。今後のゲイとしてのライフプランを考えるうえで、どういった人付き合いを大切にしていくべきなのか、パートナーには何を求めるのか、老後に必要な資産はどれくらいなのか等々…。それまでのぼくは、「ゲイだから結婚もしないし、テキトーに生きていればいいのかなぁ~」と半ば投げやりな気持ちで生きてきたのですが、周りのゲイを見渡してみて、これからはしっかりと人生設計を立てて悔いのない人生を送りたいなと思うようになりました。


そんな中、ゲイサークルの主催者である年上ゲイ男性・Cさんがゲイとしての生き様をブログに記しているということを知りました。家に帰って早速ブログを読んでみると、直接会って話しているだけでは分からない彼の過去の出来事や現在の日常、またゲイとしての悩みや喜びがリアルな文章で綴ってあり、読んでいてすごくドキドキしたのを覚えています。

彼のブログに強く影響を受けて感化されたぼくも、ゲイとして生きている自分のことをたくさんの人に知ってほしい、受け入れてほしいと思ってゲイブログを書くことを決意したのです。




はじめのうちは、自分のためだけにブログを書いていました。たくさんの人に読んでもらいたいという気持ちもあったのですが、どうしても「どこかでゲイバレするのではないか…」という不安感を拭えなかったからです。いくらペンネームを使って匿名性は保っているとはいえ、何かの拍子で身近な人にプライベートやセクシャリティのことについて知られて、嫌われてしまうのではないかと恐れていました。

そんなぼくのゲイブログを友人・知人に胸を張って紹介できるようになったきっかけを作ってくれたのも、やはり信頼するゲイの先輩・Cさんでした。


きっかけはCさんにぼくのブログの存在が見つかったことからです。元々公開設定にはしていたため、検索さえすれば誰でも読むことができました。ぼくにも「誰か知り合いに読んでほしい」という気持ちがほんの少しだけあり、だからこそ公開設定にしていたのですが、いざ読まれていると知ったときは心臓が止まるほどドキッとしました。

ただ、Cさんのリアクションはとても好意的でした。「ゆうじくんのブログ読んでいるよ!」と笑顔で感想を伝えてくれ、ぼくのブログは受け入れてもらえたのだと感じました。それからはブログでありのままの自分の感情を素直に楽しく書くことができるようになったのです。


ブログを始めて数か月が経過してから、はてなブログでブログを書いている人が参加することのできるゲイブロググループに参加することにしました。このグループには自分と同じようにブログでの自己表現を好むゲイがたくさんいます。ここでは、他の人が書いたブログを読んで感想をコメントし合うといったゆるーい繋がりを得ることができました。

ブロググループはもちろんネット上の付き合いなので互いに面識はないものの、自分の話を親身になって聞いてくれたり共感してくれたりする人がいて居心地の良さを感じることができました。仕事で疲れているときや一人寂しく感じているときなどにブログを読むと、ネット上のどこかには自分の理解者がいると思うことでかなり心が救われているなと感じます。





ブログの記事数が増えていくにつれ、それに比例するようにうれしいことや良かったことも増えていきました。


ブログをやっていて良かったことの1つ目としては、新しいつながりが増えたことです。

ぼくはこのグループで自分に興味を持ってくれた人や自分から気になった人に対して積極的に声をかけ、数人の方と会うことができました。ブログはゲイアプリのプロフィールよりも本人の内面や心情、感じたことなどが丁寧に書かれているため、会う前にお互いのことをなんとなく理解し合えているという点が良かったのかなと思います。

一度会ってそれっきりになってしまった人もいましたが、また会いたいなと思える人にも出会うことができました。今でも他のゲイブロガーさんの記事を読んで近況を確認したり、twitterでコメントをしたりといったゆるーい繋がりを楽しんでいます。


ブログをやっていて良かったことの2つ目として、これは意外に思うかもしれませんが、すでにいたゲイ友との関係性や絆がより強まったということです。

ブログの記事を書いていると、自分に興味を抱いてくれている友人たちは、毎回きちんと目を通してくれていることが分かります。ぼくがブログで言及したことについて、リアルで会ったときに話題に出してくれたり感想を教えてくれたりするので、そこからまた相互理解が深まるのです。

ぼくが思うに、友だちをつくるうえではいくらかっこつけていても、いつかは本性を見抜かれてしまうときがくると思います。だからはじめから自分の本性を開示して、それを理解して受け入れてくれる人を知り、その人たちを特に意識して大切にできるという点でブログ(twitterといった他のSNSも含む)は重宝しているのかなと感じます。

友人・恋人に限らずどんな場面でも、自分が仲良くなりたい人、自分が好きだなと思う人には、自ら積極的に情報を開示してアピールすることが大事だなと感じます。ぼくもゲイとしての自分の胸の内を赤裸々に公開したことで、それを受け入れ認めてくれるゲイの仲間に出会うことができました。

また、直接の面識はないものの、ぼくの文章を読んで何かを感じたり考えたりしたゲイの方もたくさんいるのかなと思います。そういった方々とブログを通じて繋がれたこと、影響を与えられたことを想像するとこれ以上にステキなことはありません。


拙稿ではありますが、これからもゲイとして生きる中で考えたことを文章化して発信していき、誰かの役に立てる存在であり続けたいなと思います。

WRITERこの記事の投稿者

ゆうじボーイ


ゲイの図書館

児童館に勤めています。仕事もほぼ遊び、休日も遊びの日々。
男性が大好きです。好きなタイプはアナウンサーっぽい誠実な人。

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