気の合うゲイの友だちとはどこで出会えるのか? ーぼくにゲイ友ができるまで(前編)

 

TOPICSトピックス

気の合うゲイの友だちとはどこで出会えるのか? ーぼくにゲイ友ができるまで(前編)

2018.10.02

こんにちは!ゆうじボーイです。

 
これまでゲイの図書館というLGBTブックレビューの記事を連載していましたが、新たに『ゲイの友だちのつくり方』というテーマで記事を書いていくことにしました(『ゲイの図書館』も不定期で更新していく予定です)。
 
ゲイの読者のみなさまが読んで参考になるようなゲイの友だちづくりのつくり方、継続するゲイの友人関係について考察したり、新たな友だちづくりを試みたりする予定です。どうぞよろしくお願いいたします!
 
 

 

なぜこのようなテーマで書いていくことにしたのかというと、ぼく自身、ゲイとして生きていくうえで、どのように友人・知人を増やしていけばよいのか試行錯誤していた時期が長く、ゲイの友だちのつくり方について何かヒントになるような情報源を常に探していたという経験があるからです。
 
 
これまでのぼくは、自分以外のゲイとはどこで出会えるのかを模索し、上手くいったりいかなかったりといった一連の流れに一喜一憂していました。新たなゲイとの出会いがあったとしても、その中から趣味や価値観が合い、さらに継続的に友だち関係を築ける人と出会えることなんて奇跡みたいなことなんじゃないかと感じていました。
 
ぼくは一年ほど前まではゲイの友だちゼロでした。SNSで繋がっているだけのゲイの知り合いというレベルの人すらおらず、世の中でぼく一人がポツンと孤立している状態。
 
 
ただ、そんなぼくにも、今では定期的に会っておしゃべりしたり、一緒に出かけて遊んだりすることのできるゲイの友だちができました。ゲイの友人たちは職種も年齢もバラバラだけど、同じ“ゲイ”というセクシャリティを持つ者同士、会うたびにいつも居心地の良さを感じさせてくれる大切な存在です。
 
 
 
さて、元来コミュ障だったぼくがどのようにしてゲイの友だちをつくり、ゲイコミュニティに馴染んでいったのかについて、実体験を基にいろいろお伝えできたらと思います。
 
初回となる今回は、「ぼくにゲイ友ができるまで」と題し、ゆうじボーイがゲイの友だちとどのようにして出会い、どのようにして仲良くなってきたのか、セルフヒストリーを紐解いていこうと思います。どうぞお付き合いくださいませ。
 
 
 

ゲイの友だちづくりイベントへの参加

 
ぼくが初めて本格的にゲイとしての友だちづくり活動を始めたのは、社会人になって約3ヶ月が経った頃です。それまでもゲイが集まるところには少しだけ顔を出したことがあったのですがうまく馴染むことができず、またゲイとはまったく関係のないボランティア活動に精を出していたこともあり、熱心にゲイの友だちをつくろうという気概はありませんでした。
 
ゲイの友だちづくりイベントに参加することを決意したときの心境としては、会社員としての単調な日々に慣れ、一緒に遊べるゲイの友だち(できるなら恋人)がほしい!という気持ちを抑えきれない状態になったからでした。
 
そこで意を決して、まずは10代、20代の若いゲイ向けの友だちづくりイベントに参加することにしたのです。“ゲイの友だちづくり”と銘打ったイベントには、「大人になって何をいまさら…」と少し恥ずかしさを感じずにはいられなかったのですが、そんなことをいちいち気にしていたら何も始められません。とにかく最初の一歩を踏み出すことにしました。
 
 
ぼくが参加したのは『ピアフレンズ』という団体が主催するバーベキューのイベント。以前にも「ピアフレンズ」が開催するイベントには一度だけ参加したことがあったのですが、そのときは室内でおしゃべりしたり協力ゲームをしたりといった感じで、コミュ障のぼくはなかなか輪に入っていけませんでした。ただ、このときは屋外でのバーベキューがメインだったので、アウトドア好きなぼくにはちょうど良いかなと思ったのを覚えています。
 
集合場所に着くと、スタッフのゲイたちが仲良さそうに談笑していて、なんとなく声をかけづらい雰囲気。周りを見渡してみると、ぼくと同じように様子を伺っている参加者と思しき男性たちがちらほら。正直なところ、今すぐにでも帰りたかったのですが、「こんなことで諦めていたら一生ゲイの友だちなんてできない…!」と自分を奮い立たせ、なんとかスタッフに声をかけてバーベキューに参加することができました(ちなみにこの手のイベントはドタキャンが多いようで、そのときも当日欠席が何名かいたそうです)。
 
バーベキューが始まり、まず参加者を見回してみると、みんな良い意味で普通な人たち。むしろ、どちらかというと内向的な人が多い印象で、お互いに探り合うような会話が繰り広げられていました。
ぼくはというと、特定の誰かと親密になることができたわけではなく、近くにいた人と当たり障りのないことをおしゃべりしていたら、あっという間に終了時刻になってしまいました。
 
 
バーベキューを終えた後は、「これからも友だち付き合いができる人はいないかな…」とやや暗い気持ちでいたのですが、解散時間が15時頃と早かったので、その場のノリで二次会にも顔を出すことにしたのです。
 
そこで一緒のテーブルになった3人のゲイと、それからちょくちょく会って遊ぶようになるのですが、そのときはそんなことになるとは夢にも思っていませんでした。
 
 
きっかけは同テーブルにいたAさんとの約束から。Aさんもゲイの友だちがつくりたいけれど、なかなか思うようにいかなくて悶々としたことのある経験の持ち主でした。そのため、この手の友だちづくりイベントでは直接顔を合わせているうちに次の遊びの約束をしておいた方が上手くいくということが継続した友人関係を築くうえで必要なことだと互いに心得ていたので、また会うことを約束したのです。
 
 
そして後日、二人きりで再会しました。そのときは新宿でVRができる施設で遊び、そこでもまた遊ぶ約束をして、2回目は下北沢の謎解きプログラムに一緒に参加しました。
 
 
3回目に会うとき、Aさんから「同じバーベキューイベントに参加していたBさんも誘っていいか」ということを提案され、そこで初めて3人で遊ぶことになったのです。正直なところ、友だちづくりイベントで会ったBさんに対してぼくは特に良い印象は抱いておらず、別に今さら会ってもなぁと不承不承ではあったのですが、別に断る理由もなかったので一緒に遊ぶことにしました。
 
 
3人で行ったのは、東京メトロが開催している「地下謎への招待状2017」という謎解きイベント。始めのうちはなんとなくぎこちない関係だったのですが、一緒に謎を解いているうちに自然と協力して、徐々に絆が深めることができました。1日が終わる頃には3人でいることにすっかり慣れ、またみんなで遊びたいと思うまでになりました。
ぼくたちの場合、会話の掛け合いのバランスが3人だとちょうど良かったということが、今でも仲の良い理由の1つだと思います。また、お互いをまったく恋愛対象として見ていない純粋な友情のみで繋がっているということも3人の関係を長続きさせているのでしょう。
 
 
3人のグループで遊ぶようになってからは、折を見て一緒に遊ぶようになりました。ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンといったテーマパークに行くことが多いですが、他にもゲイならではの場所として、ゲイバーや東京レインボープライドにも行きました(東京レインボープライドに参加したときのこちらの記事で詳しく書いていますので、よかったらご覧ください)。
 
 
それぞれ家の距離が離れているため、最近は1か月に1度くらいの頻度でしか会うことができないのですが、彼らのように気軽に声をかけて遊べるゲイ友がいてくれることを本当にありがたく思っています。今年も3人で「地下謎への招待状2018」に参加する予定なので、今からとても楽しみです。
 
 

 

ぼくが参加した『ピアフレンズ』の他にも、都内近郊で開催されている10代、20代ゲイ向けの友だちづくりイベントは複数開催されています。少しでも興味がある方は、物の試しにまず一度参加してみてはいかがでしょうか?
 
 
☆すこたんソーシャルサービス 「ユースタ
10代・20代限定の友だちづくり&トークイベントです。20人以下という少人数ならではのアットホームな雰囲気でゲームなどをしながら、自然と他の人と知り合うことができます。偶数月(2月・4月・6月・8月・10月・12月)の開催。
 
☆SHIPにじいろキャビン 「cafe 10SHIP
男の子が好きな10代男子、自分の性別に違和感のある10代の人などが集まっておしゃべりできる場。横浜駅徒歩5分のところに会場があります。
 
☆NPO法人アカ― 「LIFE GUARD
クイズ・ゲーム・パネルレクチャー・体験談&エッチにまつわるトピックなどで、男同士のセイファーセックス、HIV/エイズやゲイライフを紹介する、約1時間30分の無料のワークショップイベント。日本各地のバーや公共施設で開催しています。
 
 

WRITERこの記事の投稿者

ゆうじボーイ


ゲイの図書館

児童館に勤めています。仕事もほぼ遊び、休日も遊びの日々。
男性が大好きです。好きなタイプはアナウンサーっぽい誠実な人。

他の記事を見る