NHK「バリバラ」がすごい~LGBT温泉旅~

 

TOPICSトピックス

NHK「バリバラ」がすごい~LGBT温泉旅~

2017.12.25



こんにちは!皆さんは、「バリバラ」というNHKの番組をご存じですか?

NHKで日曜夜19時から放送されているバリアフリー・バラエティー「バリバラ」。"みんなちがって、みんないい"をスローガンに、障がい者、LGBT、外国人など生きづらさを抱える全てのマイノリティーにフォーカスしています。ちなみに金曜日の夜0時から再放送を行っています。

実際の番組出演者も、身体障害を持っていたり、ゲイのドラァグクイーンだったりと多様性に富んだこの番組。そこで、"LGBT温泉旅"というテーマの回が放送されました。


 

LGBT温泉旅


今回のバリバラでは、"LGBTと温泉"という部分にフォーカスしたロケが行われました。実際に当事者たちが温泉に入ったら、温泉宿はどのように対応をするのか。本人たちはどのような気持ちなのか。そんなことが語り合われました。

参加したのは、はるな愛さん(MtF/オペ済)・一ノ瀬文香さん(FtXレズビアン)・万次郎さん(FtM/ノンホルノンオペ)・ベビー・バギーさん(ゲイ/ドラァグクイーン)・倉本美津留さん(ストレート/放送作家)・長谷川敦也さん(ゲイ)の6名。


 

見た目で判断すると……?


まず、温泉宿について男湯と女湯のどちらに入ればいいのかという議論になりました。性自認で分けるのか?それとも戸籍の性別で沸けるのか?といったことがグループの中で議論されます。

最初に、旅館の従業員の方に、見た目で女湯と男湯に分けてもらいました。その結果、女湯にはるな愛さんと一之瀬文香さん。男湯に万次郎さん、ベビー・バギーさん・倉本美津留さん・長谷川敦也さんと分類されました

この分け方は、ある意味性自認に基づいた分け方ですが、少し問題があります。例えば万次郎さんは、トランスジェンダー男性で髪型や服装は男性っぽいですが、ホルモン注射も手術も行っていないので、脱ぐと胸があります。つまり、女性に見えるということです。

万次郎さんが男湯に入ると、他の3人がやはり戸惑っていました。しかし、いつもは女湯にしか入れない万次郎さんは居心地がよさそうにしています。じゃあ女湯へと移ると、やはり違和感がぬぐえないと言っていました。


 

戸籍の性別に分けると……?


では、戸籍の性別に分けてみると、女湯には一之瀬文香さん、万次郎さんが分けられます。男湯を見ると、はるな愛さん、ベビー・バギーさん・倉本美津留さん・長谷川敦也さんがおり、かなり奇妙な男湯になっていました。

はるな愛さんは、まだ戸籍変更をしていないのでこのようにまるで女性が男湯に入っているような図になってしまうのです。


 

好きになる性別で分けると……?


そこで、おそらく初めての試みの、性的指向で分けることになります。女性を好きな人の温泉と、男性を好きな人の温泉に分けました。すると、女性を好きな人の温泉には、一之瀬文香さん、万次郎さん、倉本美津留さんが。そして男性を好きな温泉には、はるな愛さん、ベビー・バギーさん・長谷川敦也さんが。

これも見た目はかなりおかしいのですが、「家族みたい」と安心感を覚える方もいるそうです。

   

 

温泉はどう対応すべきか?


未だに温泉では、LGBTに関する議論はなされていないそうです。実際に考えられる問題は様々なものがありますが、特に入りづらいのはトランスジェンダーの人たちです。手術をしている人なら問題ないですが、やはり全員がお金を払って手術をするわけでもなく、全員が手術を望むわけではありません。皆が過ごしやすいように、解決策を考えていく必要がありますね。

しかし、バリバラで議論されていたように、例えば「男湯、女湯、間湯」と3つのカテゴリわけに変更しても、「間湯に入る人たちはLGBTだ」と認識されてしまう恐れがあり、誰も使わないでしょう。それはなんの解決にもなりません。「混浴にすればいいのではないか」という意見もでましたが、それでいいわけではなく、望む性別の温泉に入りたいとトランスジェンダーの二人は言います。

答えを出すことはとても難しい問題ですが、なんとかして解決策を模索していってほしいと思います。
 


 

まとめ


万次郎さんは身体は女性で、ホルモン治療をしていないために胸が出ていましたが、テレビでは一切モザイク等をかけていなかったし、タオルで隠すなども行っていませんでした。これを見て、「あ、バリバラってすごい」と純粋に思いました。万次郎さんのことを、男性として扱っているという証なのです。

これからも、「生きづらさを抱える全てのマイノリティー」にフォーカスするバリバラに注目していきたいと思います。


※18/02/23 追記
SNS上にて、猿が温泉に入る画像を使うのは不快というお声を頂きました。著作権の関係で深く考えずにフリー素材を使用したのですが、不快な方がいるとのことで変更致しました。

WRITERこの記事の投稿者

さのう

LGBTニュース深堀り!
スーパーアライへの道

海外旅行が趣味で、世界中のプライドパレードに参加してみたい!

他の記事を見る

COMMENTコメント

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してLGBTメディア|レインボーライフは一切の責任を負いません