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2017.08.10

【ゲイ、レズビアンカップルの元に生まれたヴィクトリア・シークレット・エンジェル】

ゲイ、レズビアンカップルの元に生まれた
ヴィクトリア・シークレット・エンジェル


(写真:Wikipedia  Josephine Skriver

皆さんこんにちは。
 
ファッション大好き山梨です。
 
今回は私が大好きなブランド「ヴィクトリア・シークレット」のある「エンジェル」についてお話したいと思います。
 

◆ヴィクトリア・シークレット(Victoria's Secret)◆

 
皆さんは「ヴィクトリア・シークレット(Victoria’s Secret)」をご存知ですか?
 
「ヴィクトリア・シークレット」はアメリカのファッションブランドで、主に下着を扱っています。
 
ヴィクトリア・シークレットでは、ブランドの顔として活動する所属モデルたちを「ヴィクトリア・シークレット・エンジェル」と呼びます。
 
2017年7月現在、「ヴィクトリア・シークレット・エンジェル」は全部で14人。
 
(写真:Victoria's Secret
 
その内の1人、ジョセフィン・スクライバー(Josephine Skriver)の両親は同性愛者です。
 
(写真:Josephine Skriver  Instagram

まずは簡単にジョセフィン・スクライバーのご紹介をしようと思います。
 

◆ヴィクトリアシークレットの新エンジェル、ジョセフィン・スクライバー◆

 
ジョセフィン・スクライバーはデンマーク出身のモデルで、現在24歳。
 
ヴィクトリアシークレットが毎年行うファッションショーには2013年から出演しており、2016年にヴィクトリアシークレットエンジェルなったばかりです。
 
抜群のスタイルと人懐っこい笑顔を持つ彼女。

(写真: Josephine Skriver  Instagram

最近来日し、相撲を見に行ったり、ディズニーシーで遊んだりと、日本を満喫したご様子。
 
 
 
(写真:Josephine Skriver  Instagram
 
インスタグラムでジョセフィンが来日していると知った時は、会いに行きたくなってしまいました。笑
 
そんな彼女はどのように誕生し、どんな環境で育ったのでしょうか。

 
  ◆ジョセフィン誕生の経緯、幼少期◆  
 
冒頭でもご説明した通り、ジョセフィンの両親は同性愛者です。
 
「じゃあどうやって子供ができたの?」と思う方も多いでしょう。
 
実はジョセフィンは体外受精によって誕生しています。
 
彼女の母親が「母になりたい」と思い、デンマークのLGBTQコミュニティの新聞にその思いを伝える広告を掲載したところ、のちに彼女の父親になる人物が連絡をくれたそう。
 
彼女の父親も同性愛者で、ジョセフィンの母親の広告を見たときは自身のパートナーと結婚する直前だったそうです。
 
ジョセフィンには弟もいますが、弟も同じく体外受精で生まれています。
 
誕生後、彼女は両親と、それぞれのパートナーによって育てられました。
 
つまり、「母親が2人、父親が2人」という環境の中で育ったわけです。
 
彼女は幼少期を振り返ってこう言っています。
 
「小さい頃は自分が人と違うなんて思わなかった」。
 
彼女の親は自分たちのことについてとてもオープンで、隠そうとすることもなかったそうです。
 
だからこそ、彼女は自分の家庭環境に疑問を抱くことはなかった。
 
彼女が自身の家庭事情が周囲と異なると気付いたのは、学校に入って、周りから彼女の家庭環境が「変わっている」、「変だ」と言われるようになってからだそう。
 
それでも、堂々としている彼女をいじめる子はいなかったのだとか。
 
ジョセフィンが自分の家族のような人々が世間から受け入れられていないと感じたのは、モデルの仕事を始めて、世界中を飛び回るようになってからだそうです。
 
両親が同性愛者だと伝えると、「大変だったでしょう?子供の時いじめられたんじゃない?」などの言葉を投げかけられることがあるそうですが、ジョセフィンは「私の場合は全くなかった」と言っています。
 
彼女の場合はむしろ、両親が同性愛者だからこそ、「ここでは全てが受け入れてもらえる」と感じ、家に遊びに来る友人がいたそうです。
 
◆同性愛者の両親だからこそ◆
 
前章でもお伝えした通り、ジョセフィンの親は自分たちのセクシュアリティについてとてもオープンでした。
 
だからこそ、彼女は「寛容であること、世間の規範に当てはまらなくても良い」ということを学べたのだそう。
 
彼女の幼少期、家に遊びに来る友達の多くも、彼女の家を「安全な場所」と思っていたとか。
 
彼女の家では誰もがありのままの姿でいられたから。社会の規範に当てはまらなくてもいいのだと思えたからです。
 
ジョセフィンは自身の家族について話すと、「本当のお母さんは誰なの?本当のお父さんは?」といった質問を受けることがあるそう。
 
けれど、彼女は言います。
 
「本当の親って何?どんな家族も、それぞれ違っている。あなたが誰かを『自分の母親だ』と思うなら、その人があなたの母親なの」。
 
遺伝子上の親も、一緒に育ててくれた親も、彼女にとっては立派な「親」なのです。

 
  ◆どんな人でも幸せになれる◆  
 
ジョセフィンのみならず、他のモデルや海外セレブを見て思うこと。
 
セクシュアリティとキャリアは関係ない。
 
彼女の家族構成だけを聞くと、「かわいそう」とか、「大変だったでしょう?」などの言葉をかける人もいるでしょう。
 
けれど、彼女は自分の家族を誇りに思っているし、モデルとしてのキャリアも超一流です。
 
いくつもの国の「VOGUE」(←ハイファッションの有名雑誌)の表紙を飾り、いくつもの有名ブランドのファッションショーに出演し、ヴィクトリアシークレットのエンジェルにまでなった。
 
ヴィクトリアシークレット・エンジェルは超一流モデルの宝庫です。
 
あのミランダ・カーや、10年以上に渡りモデル長者番付のトップに君臨するジゼル・ブンチェンも、かつてヴィクトリアシークレットのエンジェルでした。
 
そんな名誉な立場に、ジョセフィンは立っています。
 
彼女は自分のありのままを世界にさらけ出し、誇りを持って生きている。

しかも、とても楽しそうに。
 
モデルの仕事だけでなく、彼女はLGBTの活動にも取り組んでいます。
 
自分の家庭環境・ライフヒストリーを発信し、ニューヨークのプライドパレードにも参加しています。
 
(写真:vogue.com
 
そんな彼女を見て、私は素直に「カッコイイな」と思います。
 
ジョセフィンが今、ありのままに生き、モデルとして夢を叶えているのも、彼女に目一杯の愛情を注いできた彼女の親たちのおかげなのだろうと思います。
(もちろん本人の努力もありますが)
 
セクシュアリティなんて関係ない。
 
子供にたくさんの愛を注いできた彼女の4人の親は、紛れもなく「素晴らしい親」です。
 
国内の事例のみを見ていると、同性婚など、まだまだできないことがたくさんあるように思えますが、世界に目を向けると、色々な可能性が見えてきます。
 
日本も、誰もが愛する人と結婚でき、誰もが子供を持て、それが認められる国になればいいなと思います。


※ジョセフィンが自分の家族について語る動画はこちら
 (使用言語は英語です)

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