娼年のネタバレでオチ結末は微妙?松坂桃李の衝撃映画はどんなラスト?

娼年のネタバレでオチ結末は微妙?松坂桃李の衝撃映画はどんなラスト?

2018年の4月に公開されるや否や、R指定ながら女性客を中心に支持を集め大ヒットした『娼年』。

各種配信サービスなどで、松坂桃李主演のこの衝撃映画の配信が始まり、SNSなどで嬉しい悲鳴があがっています。

主演の松坂桃李は舞台に続き主役の領(リョウ)を文字通りに体当たりで演じ、その演技力を高く評価されました。

それでは『娼年』のあらすじと、さらにはラストはどうなるか、結末をネタバレしていきましょう!

 

娼年は松坂桃李の激しい濡れ場が大きな話題になりました。

娼年以外にも邦画には過激でエロい映画がたくさんあります。

濡れ場シーンがエロいおすすめ映画を21作品集めた記事があるのでそちらもご覧ください。

娼年のあらすじは?

主人公の森中領は名門大学の学生ながら授業にもまともに出ず、バーテンダーのアルバイトに明け暮れる無気力な生活を送っていた。

 

ある日、「待ち合わせをしている」と、領の働くバーに御堂静香という美しい女性がやってくる。

実は彼女は領の幼馴染で現在はホストの進也の連れで、その時には二人で出て行くも、静香は密かに領に「閉店後に店の前で待っている」というメッセージを残していった。

 

閉店後に静香の運転する高級外車にのせられると、彼女が会員制ボーイズクラブ「Le Club Passion」を経営していることを告げられ、ある家へと連れていかれる。

そこで、「女なんてつまんないよ」という領へ静香は本当にそうなのか、と”情熱の試験”としてセックスで証明してほしいと、生まれつき耳が聞こえない咲良を相手に試験をするように求める。

 

静香に見守られながら、咲良を相手に今まで通りの自分のセックスをする領。

あくまでも自分本位な行為に静香は評価しないが、咲良が領を気に入ったため、実は入店試験であったボーイズクラブへの入店を許される。

なんとなく生きてきた領は、ここでもなんとなく入店を決め、翌日から娼夫・リョウとして仕事を始める。

 

領は静香に自分の魅力を引き出すようにプロデュースされ、静香、咲良、また客となる様々な女性、クラブのナンバーワン平戸東、また大学の同級生の恵などと関わっていくことで、人生に大きな変化がもたらされるのであった。

 

娼年のネタバレ!結末はどうなる?

ここからは、結末のネタバレをしていきますので、ご注意あれ!

 

顧客たちの様々な欲望を受け止め、またクラブナンバーワンの東の持つ心の傷や特殊な性癖に寄り添うなどの経験を積んでいく領。

また大学の同級生の恵に夜の仕事をしていることがバレて、唯一の昼の世界との繋がりも失い、ますます娼夫の仕事にのめり込んでいき、領は娼夫としてクラブのトップクラスの売り上げを誇るようになっていく。

 

静香からご褒美になんでも叶えてあげる、と言われた領は静香との関係を熱望。

領は幼い頃に母を亡くした喪失感を引きずっており、年上の美しい女性への強い思慕があったのだ。

しかしながら、それだけはできないと拒否する静香に食い下がり、もう一度、試験を受けさせてもらうことを希望する。

 

試験を行うことになった直前の客はなんと同級生の恵。

恵はどうしても好きな領と関係を持ちたくて、領を買うことにし、領はその心意気を受け止めて、全力で挑むのであった。

元には戻れないと泣く恵に、いつでもバーに来てほしいと伝える領。

 

恵との仕事を終えた領を車で迎えにきた静香は、自分の身の上話を領に聞かせる。

静香も領と同じく娼婦だったこと、咲良は自分の娘で反対したのだが店を手伝っていること、そして自分はエイズに感染しているので、領に好意はあるが、行為はできないということ。

静香の気持ちを知った領は、気持ちを繋げたかったという自分の想いも伝え試験に挑む。

そして咲良を相手の試験で、咲良の身体を超えて領と静香の心は繋がることができたのだった。

 

その後、ボーイズクラブは摘発され営業停止となり、静香は逮捕された。

バイト先のバーに訪れた咲良が持ってきた静香からの手紙の中に、実は領の母親は、領と同じく娼婦だったことが明かされていた。

 

自らの生き方を見つけた領は、咲良、ナンバーワンだった東と共にボーイズクラブを再開。

そして、そこには無気力に生きていた頃の面影はなく、女性たちの欲望に真摯に向き合う領の姿があった。

娼年を見た感想は?

今をときめく人気者の松坂桃李が数々のセックスシーンに挑む!というセンセーショナルな売り方をされてもおかしくない本作、見た感想は「意外とエロくない」というものが多かったようです。

 

というのも、話の主眼としては、一人の青年の成長譚。

ストーリーの構成としては、モラトリアムを脱して、自分の生きる道を見つけて行くというとても真っ当なビルドゥングスロマン(少年が人格形成を行い大人になる物語)です。

『娼年』の場合は性的な冒険を経るわけですが、冒険相手の女性たちが、いわゆる男にとって都合のいい聖女や痴女などの想像上の生き物ではなく、欲もあるリアルな人間として描かれているので、人間対人間のコミュニケーションの中で自然と変化し成長する様が描かれていました。

 

男性のファンタジーに付き合って性的な存在である女性に欲情させるシステムではなく、ありのままの女性を受け入れてくれる、優しくてイケメン(松坂桃李ですから!)がコミュニケーションとして行うセックスが描かれる本作が、女性からの支持を集めたというもの納得です。

 

ある意味で女性にとって最高に都合のいい存在が楽しめる、ファンタジー映画なのかもしれませんね!

娼年あらすじとネタバレ!結末で松坂桃李の衝撃映画はどんなラスト?まとめ

公開から1年半が経ち、DVDやブルーレイ、各種配信などで見られるようになった『娼年』。

 

松坂桃李が体当たりで演じた衝撃映画のあらすじや、結末のネタバレを見てきました。

R指定であり、また人気イケメン俳優の体当たりのセックスシーンを演じた、などセンセーショナルな言説で語られがちですが、ラストまで見終えると、意外なほど爽やかな青春物語とも言える本作。

 

芸術の秋に、じっくりと人生について思いを馳せる為にもオススメの一本といえましょう。

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