映画「人間失格」のあらすじを結末までまとめ最後は妻以外の女と心中するのか物語のラストまでネタバレしていきます。
映画、人間失格といえば小栗旬、宮沢りえ、二階堂ふみなど豪華キャスト陣で映像化されたことで有名ですね。
また、走れメロスなど学校の教科書に掲載されている程の作家、太宰治の最後に発表した作品でもあります。
そんな映画、人間失格のネタバレあらすじについて順序を立ててまとめていきます。
人間失格は小栗旬と二階堂ふみの大胆な濡れ場も話題になりました。
人間失格以外にも邦画で人気の過激な濡れ場シーンがある映画21選を集めた記事があるのでそちらも合わせてご覧ください。
映画「人間失格」のあらすじ
映画、人間失格のあらすじをまとめていきます。
天才作家、太宰治。身重の妻・美知子とふたりの子どもがいながら恋の噂が絶えず、自殺未遂を繰り返すー。その破天荒な生き方で文壇から疎まれているが、ベストセラーを連発して時のスターとなっていた。太宰は、作家志望の静子の文才に惚れこんで激しく愛し合い、同時に未亡人の富栄にも救いを求めていく。ふたりの愛人に子どもがほしいと言われるイカれた日々の中で、それでも夫の才能を信じる美知子に叱咤され、遂に自分にしか書けない「人間に失格した男」の物語に取りかかるのだが・・・
今、日本中を騒がせるセンセーショナルなスキャンダルが幕を明ける!
これは公式サイトに掲載されているストーリー内容となっております。
正直、学校の教科書に掲載されるような偉人には欠片も見えませんね。
浮気と自殺未遂を繰り返す、もし現在に生きていたら即離婚されそうな人物像ですが、作家としての才能と女性への優しさはもっていたようです。
また、30代という若さで亡くなっていることや、自身の生き様を人間失格というタイトルで作品にしてしまう感性などについても気になりますが物語を知ると共に太宰治という人物像がわかるのかもしれませんね。
映画「人間失格」の内容をネタバレ
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太宰治の生涯をまとめた映画、人間失格の内容をネタバレしていきます。
恥の多い人生
女性との心中自殺に失敗した太宰治(演、小栗旬)は妻子を持ちながらも酒に薬物、女に溺れる控えめに言って最低の男です。
そんな太宰治が自殺未遂の後むかった先は妻子のいる家ではなく、ファンと名乗る良家の娘、太田静子(演、沢尻エリカ)の元でした。
静子の子供がほしいという言葉に流された太宰治は退廃的かつ享楽的な生活を送り、そこで得た経験と静子の日記を元に斜陽という作品を完成させます。
妻と第3の女
静子との生活を一時切り上げ東京に帰った太宰治は妻、美知子(演、宮沢りえ)の世話になりながらも、こりずに新しく未亡人の山崎富栄(演、二階堂ふみ)と偶然出会い、恋におちます。
富栄もダメだとわかっていながらも太宰治に傾倒していきます。
一見恋に仕事に充実しているように見える太宰治の生活ですが、女の日記をアレンジしただけと影でバカにされ、売れているにも関わらず本当の自分が書いた作品で勝負したいと強く願い始めます。
静子の子供と転がりゆく人生
誰にも理解されない悩みに苦悩する太宰治の元に静子が弟を伴い上京してきます。
上京理由は子供ができた為、名前をつけて欲しいこと、そして斜陽に自分の名前をだしてほしいというのです。
太宰治は子供の名付け親にはなりますが、斜陽には名前をだすことは生涯ありませんでした。
なんとか静子を納得させ別れた太宰治ですがタイミングが悪く、富栄といる時に再会したことで愛人との間にも子供がいることを知った富栄は混乱、自分も子供が欲しいと強く願います。
悪いことは続き、静子と分かれ、道端で半狂乱となった富栄を抱きしめているところを妻の美知子に見られてしまい家でも居場所を失います。
幸いにも妻、美知子の寛容さのおかげで許されるものの、太宰治作品のファンである美知子の強い叱責により一層作品づくりに精を出しますが上手くいかず、薬を摂取し続け、吐血してしまい、自身の命が長くないことを悟ります。
その後、編集部の企画、人間失格と出会い、その企画意図があまりにも自分向けだとしると作品の執筆をはじめます。
映画「人間失格」の結末最後の意味は?ラストシーンはどうなる?
映画、人間失格の最後、太宰治はどのような結末をむかえたのかまとめていきます。
最後の入水自殺
血を吐き、肺結核だと診断された太宰治は最後の力を振り絞り人間失格の執筆に取り組みます。
そんなある日、斜陽の売上のせいか、膨大な税金支払の督促状が家に届きます。
美知子は一時支払いなどで家を開けますがその間に富栄が再び現れ、家の掃除などを行い妻のように振る舞います。
当然、美知子のガマンも限界となり太宰治は家を追い出され、富栄の世話になることにします。
富栄は病弱なだけでなく、精神もかなり不安定でことあるごとに死を意識させ、最初こそ自殺を止めていた太宰治ですが、やがて二人で共に死のうと約束し、人間失格の完成を急がせます。
そして人間失格完成後、富栄に引っ張られるように太宰治は水の底へと入水自殺を行います。
最後に残された美知子と静子ですが、静子は生まれた娘と太宰治が残した斜陽日記という本通り穏やかに過ごします。
そして美知子には太宰治から一通の手紙が届き、誰よりも愛していましたと書かれた手紙を読み、太宰治の死を知ったマスコミが家に押し寄せる中、子どもたちの世話に奮闘し、いつも通り洗濯物を干すのでした。
最後のシーン意味、太宰治が死んだのか迷った方もいますが入水自殺で死ぬ最期を迎えました。
映画「人間失格」のあらすじネタバレ!結末は妻以外の女と心中する?まとめ
映画、人間失格のあらすじを結末までネタバレしながらまとめていきました。
太宰治の最後は愛人の一人、富栄との入水自殺ですが、そのラストシーンは鮮烈でただの最低な男ではなく、太宰治という底なしに女性に優しかった男の悲しすぎる最後には涙すら浮かびました。
時代背景や病気との戦いなど様々な視点から見れる本作ですが、年齢指定や愛人の存在などで食わず嫌いしている人は一度しっかり内容を咀嚼してから本当に見なくていいのかどうか考えてもよいのではないでしょうか。