2011年に出版され、世界で累計1億冊売り上げたとされる『フィルティ・シェイズ・オブ・グレイ』。
映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』はこの大ベストセラー小説を2015年に映画化したもので、日本では主演俳優二人の知名度の低さなどで動員が伸び悩んだものの、世界中で大ヒットを記録しました。
本作含めて3部作が映画化されているフィフティシェイズシリーズの1作目、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のあらすじと、結末までネタバレをご紹介!
あらすじを読んでみれば、自分と合うかどうか、見たいかどうか、かなり判断しやすい作品ですので結末までのネタバレは要チェックです。
フィフティシェイズオブグレイのあらすじ
文学部の女子大生、アナスタシア・スティールは卒業を控えたある日、風邪をひいた親友に頼まれて若くして巨大企業のCEOであるクリスチャン・グレイと学生新聞の取材でインタビューすることに。
今まで恋愛経験がなく世間知らずなアナは、クリスチャンに会った途端に、ハンサムで才気があり、かつ謎めいたグレイに圧倒されつつも惹きつけられ、またクリスチャンもアナの純粋さに好意を持っている様子で、二人は急激に惹かれあっていく。
アナにとって初めての恋、相手は若くてハンサムな大富豪でゴージャスなエスコートを受け、夢のような毎日を送っていて全てが順調に思えた。
しかし、クリスチャンは次第に独占欲をあらわに、アナにある「ルール」の存在を打ち明ける。
初めて知った恋心と自分の中に秘められた欲望、翻弄されるアナはどうなるのか。
フィフティシェイズオブグレイ結末までのネタバレ!
それではここから、結末までネタバレしてきますので、どうしても自分の目で確かめたい、という方は飛ばしてくださいね!
若き大富豪と運命の出会い
ワシントンの大学に通うアナ・スティールは平凡な女子大生。
卒業試験を目の前に控えたある日、学生新聞の編集長を務める親友でルームメイトのケイトが熱を出してしまい、代わりに大企業「グレイ・エンタープライズ・ホールディングス」のCEOクリスチャン・グレイへのインタビューを頼まれます。
27歳の魅力的な若き大富豪の威圧的で傲慢な態度にアナは反発を覚えつつも惹かれてしまいます。
インタビュー後から、なぜか毎日クリスチャンの夢を見るアナでしたが、アルバイト先のホームセンターに偶然立ち寄ったクリスチャンと再会します。
クリスチャンは結束バンドやロープなどを購入していき、またアナから頼まれた学生新聞の写真撮影も快諾してくれます。
自分への好意を匂わせる意味深な言葉を残して去るクリスチャンに、アナは初めて人を好きになるという気持ちを実感しつつ、住む世界が違うことも感じていたのでした。
揺れ動く気持ち
撮影は、アナの友人でもある写真家の卵ホセ・ロドリゲスが担当し無事に終了。
クリスチャンは撮影後にアナをカフェに誘い、二人で楽しい時間を過ごした帰り道、危うく自転車にぶつかりそうになったアナをクリスチャンが抱き寄せ距離が近づく二人。
キスしてほしいと目で訴えるアナに対して、「私は君にふさわしくない」と告げられてしまいます。
いきなりフラれたアナは一人泣きながら帰路につき、アナはクリスチャンへの失恋の痛手を忘れるために、卒業試験に打ち込みます。
そして無事に試験が終わったその日に、親友のケイトと街に繰り出して行こうとしたその時、差出人がないアナが好きなトマス・ハーディの『ダーバヴィル家のテス』の初版本が届き、クリスチャンからであると確信したアナは困惑します。
出かけたバーでベロベロに酔ったアナがクリスチャンに高価な本を送ってきた真意を確かめるべく電話すると、アナが酔っていると察知したクリスチャンはどこにいるのかを問い詰めます。
アナは答えず電話を切りますが、クリスチャンはバーに現れ、酔っ払って意識を失ったアナを介抱します。
危険な契約書
アナが意識を取り戻すとクリスチャンが滞在している高級ホテルのスイートルームのベッドの上でしたが、何もされていませんでした。
翌朝、アナはようやく高価な初版本の意図を聞くことができ、謝罪と警告の意味が込められていたことを知ります。
クリスチャンはロマンティックな恋愛には興味がないから自分には近づかないほうがいいが、自分はアナに惹かれてしまうので近づきたくなってしまうが、書面で同意を得るまではアナに近づかない、という矛盾したことを告白します。
アナはアルバイト終了後に契約書を確認するためにクリスチャンの家に行くよう同意しますが、帰りのエレベーターでは同意を得ていないけれど、と言いつつクリスチャンはアナに激しいキスをするのでした。
バイトを終えたアナは自家用ヘリコプターでクリスチャンの豪邸へと向かいます。
まず秘密保持契約書にサインを求められ、これから目にするもの、二人の関係は絶対に他言しないことを約束させられます。
明かされる秘密
クリスチャンが「プレイルーム」と呼ぶ秘密の部屋に連れて行かれ、ベッドやソファの他に、鞭や杖、手錠などがある性倒錯的な部屋であることに衝撃を隠しきれないアナ。
クリスチャンの語る契約書とは、この部屋の中では自分が支配者であり、アナは従属者となり、性行為はもちろん、支配者を満足させるための食生活、睡眠、服装、運動など生活全般を行うという束縛の激しいものでしたが、アナの希望に合わせて修正可能なものだと伝えます。
実はアナはほとんど恋愛経験がなく処女であるため、契約で意図することがあまり分からないことをクリスチャンに告白すると、流石のクリスチャンも予定を変更し、ノーマルな行為で優しくアナの処女を奪うこととなりました。
まだ少年とも言っていい時期に、母親の友人にただれた関係に引きずりこまれたクリスチャンは、異常な性愛関係しか望めない性質となっていたことも知ったアナは、契約書を渡され、一人悩むのでした。
二人の愛の行方
よく考えた末に、やはりクリスチャンへの気持ちを止められないアナは契約を修正しつつも受け入れると告げ、倒錯的な性行為の快楽にのめり込んでいきます。
クリスチャンは大富豪らしく、ゴージャスなプレゼントをアナにふんだんに贈るも、クリスチャンからの愛が欲しくなったアナは、あえて「本気のお仕置きを自分にしてほしい」と告げます。
戸惑うも、アナの覚悟を感じ取ったクリスチャンはベルトでアナのお尻を痛打、あまりの激痛に耐えかねたアナは泣き出してしまいます。
抱き寄せようとするクリスチャンを拒んだアナは自分はクリスチャンの欲望に応じることはできないと悟り、プレイルームを去り自宅に帰ります。
初めて愛した男性への失恋、また体に確かに残る痛み、心身両方の痛みで泣き崩れるのでした。
フィフティシェイズオブグレイのルール契約書の内容
フィフティシェイズオブグレイのルール契約書は11の内容が記されています。
- 服従
- 睡眠
- 食事
- 衣服
- エクササイズ
- 衛生
- 美容
- 安全
- 行動
- ハードリミット
- ソフトリミット
睡眠も身に着ける衣服でさえも制限されるなんて束縛の度を超えていますね…
性行為でしていいことも明記されており内容は過激すぎてここには書けないので気になる方は映画で確認してみてください。
フィフティシェイズオブグレイ結末を見た所感
映画のテーマがアブノーマルな愛し方しかできない男と、純粋な愛を求める女のいっときは性愛に溺れるも、最終的には相容れないで終わるというですので、思わせぶりなやりとり、プレイルームを開けた時のインパクト、主人公二人の美しい肉体など、ドキドキする場面はあります。
ただし、そのドキドキは、どちらかというと女性向けといえましょう。
というのも、原作がティーン向けの小説「トワイライト」シリーズのインターネットで発表された同人小説のため、日本でいうといわゆるティーンズラブコミックや小説に近いもの。
ですので、本当に女性が嫌な描写は避けられていますし、今回の映画でもそもそも契約の修正は可能ですし、リアルな性愛描写というよりは、性愛ファンタジーといったものとなっています。
大富豪という設定で提供される非日常なゴージャスさ、また美しい肉体が絡み合う絵的な興奮、普通の女子大生が突然巻き込まれる倒錯的な性愛というシチュエーションに、官能性があるのかもしれません。
フィフティシェイズオブグレイ結末ネタバレとあらすじ!まとめ
フィフティシェイズシリーズの一作目、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のあらすじと、結末までをネタバレしてきました。
主演のアナ役のダコタ・ジョンソンはとても美人ちゃんですし、クリスチャン役のジェイミー・ドーナンはイケメンなのはもちろん、役に合わせてとてもいい体を作ってきています。
そんな二人が絡む姿はとても美しいもの、ちょっとエッチな少女漫画を楽しむつもりで見てみるのも楽しいかもしれませんね。